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サウジの防空システムがハミースムシャイトを標的にしたフーシ派のドローンを迎撃

イランが支援するイエメンの武装勢力フーシ派は、サウジアラビアの民間インフラを何度も標的にしている。(AFP/資料写真)
イランが支援するイエメンの武装勢力フーシ派は、サウジアラビアの民間インフラを何度も標的にしている。(AFP/資料写真)
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14 Aug 2021 04:08:18 GMT9
14 Aug 2021 04:08:18 GMT9

アラブニュース

リヤド:アラブ連合軍は13日、イエメンの武装勢力フーシ派がハミースムシャイトに向けて発射した、爆発物を積んだドローンをサウジの防空システムが迎撃したと発表した。アルイフバリヤが報じた。

イラン政府の支援を受けるフーシ派は、定期的にドローンを使ってサウジアラビアを標的にしている。

フーシ派の「民間人を標的にした攻撃的な試みは阻止・破壊された」とアラブ連合軍は発表し、「脅威の源に対処する」ために作戦上の措置が講じられていると付け加えた。

アラブ連合軍は国際的に認められているイエメン政府を支援しているが、フーシ派は2014年に首都サヌアを占領し、現在は広大な領土を支配しているため、イエメン政府の国に対する支配は部分的だ。

フーシ派は、サウジの民間施設を標的にしているとして非難されている。サウジアラビアとアラブ連合軍が戦争犯罪に等しいと主張している行為だ。

アラブ連合軍は9日、南部アシール州にあるハミースムシャイトに向かっていた他のドローン2機を撃墜した。

国連はスウェーデンのベテラン外交官ハンス・グルンドバーグ氏を新イエメン特使に任命し、イエメン政府とフーシ派の和平交渉において新境地を見つけようとしていた。その数日後に攻撃は行われた。

グルンドバーグ氏の任命は、7年に及ぶ戦争の終結への新たな期待が高まる中、国際社会から大いに歓迎された。

サウジの外相を務めるファイサル・ビン・ファルハーン王子は、サウジはグルンドバーグ氏を支持すると述べた。

「我々は彼が新しい任務において成功するよう祈っており、彼と協力することを楽しみにしている。サウジは、イエメンに平和と繁栄をもたらすのを助ける政治的解決に達するためのあらゆる努力を引き続き支援する」とファイサル王子はツイッターに投稿した。

イエメンのアブドラボ・マンスール・ハディ大統領はグルンドバーグ氏の任命を歓迎し、イエメン政府に対し、和平の機運を高めるためにグルンドバーグ氏と協力し、彼の仕事を容易にするよう求めた。

しかし、フーシ派の交渉責任者であるムハンマド・アブドルサラム氏は8日、フーシ派はグルンドバーグ氏と会うつもりはなく、グルンドバーグ氏の「手中には何もない」ため、会っても意味がないだろうと述べた。

「人道上必要なこと、優先すべきこととして空港と港が開かれる前に、どんな対話をしても無駄だ」と、オマーンを拠点にしているアブドルサラム氏は述べた。

グルンドバーグ氏の前任者であるマーチン・グリフィス氏が支援した、イエメンにおける平和的解決に向けた取り組みは失敗に終わった。フーシ派が、全国的停戦の実行および中心都市マアリブへの破壊的攻撃の停止を拒否したからだ。

アントニー・ブリンケン米国務長官は、人道的危機への対処とイエメンの紛争の終結に関しては、国際的に大きな支持があると述べた。

「紛争解決に関する新たな合意と、和平を実現する現実的な機会がある。悲惨な人道的危機を転換することができるのは、イエメン人の間の永続的な合意だけだ」とブリンケン氏は声明で述べた。

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