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サウジアラビア 世界都市デーを祝う

国連は、毎年、世界都市デーの全体のテーマとサブテーマを決める。(Shutterstock)
国連は、毎年、世界都市デーの全体のテーマとサブテーマを決める。(Shutterstock)
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01 Nov 2021 05:11:52 GMT9
01 Nov 2021 05:11:52 GMT9
  • 国連は、毎年、世界都市デーの全体のテーマとサブテーマを決める

ジェッダ:サウジアラビアは世界都市デーを祝っている。街の都市化の課題に取り組み、都市の持続可能性の成功事例と問題に対する関心を高めるため、各国間の協力体制を強化しようとする日である。

国連総会は2013年12月27日に世界都市デーを制定し、10月31日を持続可能な都市化という概念に沿った行動を促す日とした。第1回は、2014年に中国の上海で開催された。

サウジアラビアは、サウジビジョン2030を通して都市化志向を世界に広げたいという国際社会の願いに迅速に対応し、機会をとらえて都市の課題に取り組み、都市開発に貢献するための協力体制を推進している。

国連は、都市化の成功を促し、都市化で生じる具体的な課題に対処するために、毎年、世界都市デーの全体のテーマとサブテーマを決める。今年は包括的テーマ「より良い都市、より良い暮らし」のもと、「都市を気候レジリエンスに適応させる」が選ばれた。都市化は世界でも特に変革的な傾向のひとつだからだ。

都市化によって、住宅、環境、気候変動、インフラ、生活に必要なサービス、食料安全保障、健康、教育、きちんとした仕事、安全性、そして天然資源などの分野でさまざまな持続可能性の課題が生じる。

世界都市デーのこの日、リヤドはG20諸国の首都の中で3番目にスマートな都市になり、2021年の国際経営開発研究所スマートシティ・インデックスで昨年順位から23位上昇した。

これは、34の指標に沿ってリヤドが改善した結果だ。リヤドの成績は、ロサンゼルス、マドリッド、香港、パリなどの主要都市を上回った。今回の進歩で、リヤドはG20諸国の中では韓国の首都ソウルに次いで2位、世界で3位になった。

メディナはリヤドに次いで2番目のサウジアラビアの都市としてランキングに入り、世界で73位、アラブ世界で4位の評価を受けた。

この飛躍は、リヤドとメディナの都市が最新テクノロジーとデジタルソリューションを採用して住民と訪問者の福祉を達成することを目指し、デジタルトランスフォーメーション、データ、人工知能を活用したことによる。デジタル政府取引、デジタルIDサービスの処理の速度と柔軟性に加えて、新規事業の開始の容易さ、待ち時間の短縮が評価された。政府のアプリケーションとプラットフォームは情報へのアクセスと取引を改善し、とりわけ新型コロナウイルス感染症のパンデミック下において健康と安全の指標を上げる上で重要な役割を果たした。

この成果には、高度なインフラとスマートアプリケーションを提供し、開発プロジェクトを進める中で政府部門が果たした役割も含まれている。これらの都市では住民と訪問者は高水準の贅沢と質の良い生活を享受できる。

スマートシティは、多くの基幹セクターの開発に貢献している。たとえば、スマート道路交通セクターでは旅行計画ソフトウェアや公共交通システムの予約機能などが整備されている。革新的な経済が、流通、配送、共同支援サービスなどの多くのセクターの発展に寄与する高度なソフトウェアに基づいて構築される。人々とつながるインタラクティブなプラットフォームを構築して、市民のニーズと願いを見極め、透明性の高いプロセスでやりとりをして政府機関にそれを知らせる。市民はサービスを利用しやすくなる。

サウジ国営通信

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