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サウジアラビア、世界初の「空飛ぶ博物館」が誕生

アル・ウラーでは国内外からやってくる観光客をもてなすため、年間を通じた・季節限定の様々なイベントを開催している。(Shutterstock)
アル・ウラーでは国内外からやってくる観光客をもてなすため、年間を通じた・季節限定の様々なイベントを開催している。(Shutterstock)
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02 Nov 2021 06:11:08 GMT9
02 Nov 2021 06:11:08 GMT9
  • アル・ウラーでは国内外からやってくる観光客をもてなすため、年間を通じた・季節限定の様々なイベントを開催している。

リヤド:サウジアラビアにて4日、世界初の「空飛ぶ博物館」が誕生する。首都リヤドと古代都市アル・ウラー間を飛ぶ航空便に乗り、発掘された遺跡の数々を見物する旅だ。

この博物館は、アル・ウラー王立委員会と国営航空会社サウディアによる共同プロジェクトだ。発掘調査によりアル・ウラーにて見つかった、遺跡のレプリカ群を空から見物する。

サウジ通信社によると、機内ではディスカバリーチャンネルが今年公開した『古代アラビアの建築家たち』というドキュメンタリー番組も上映されるという。

アル・ウラー王立委員会の考古学・文化遺産担当レベッカ・フット主任研究員が、機内でドキュメンタリー番組を紹介し、フライト中に出現する遺跡について解説する。

彼女はこう述べた。「国内外の考古学者により、アル・ウラーでは大規模な発掘作業が進んでいます。しかしアル・ウラーの複雑な過去については、ようやく少し見えてきた状態です。アル・ウラーはアラビア半島に隠された宝石で、その秘密が少しずつ明らかになってきています。サウディアが運航する空飛ぶ博物館の乗客の皆様に、我々が進めている作業の様子について、より多くの情報をご提供できるのを楽しみにしています」

彼女は、今回の王立委員会とサウディアの協業を「光栄です」と述べ、アル・ウラーの歴史について詳しく知るため、今後数ヶ月にかけて参加する乗客兼観光客の全員を歓迎すると述べた。

サウディアのカーレド・ターシュ広報担当バイス・プレジデントは、空飛ぶ博物館は王立委員会との「たゆまぬ協力関係」の産物の1例だと述べた。アル・ウラーの豊かな遺産にスポットライトを当て、世界中から観光客を誘致するため緊密に協力しているという。

アル・ウラーでは国内外からやってくる観光客をもてなすため、年間を通じた・季節限定の様々なイベントを開催している。空飛ぶ博物館の乗客には、マサ・アルヒジュル観光ツアー初回のチケットを予約するチャンスがある。

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