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サウジアラビア、オミクロン株で国外への渡航を控えるよう呼びかけ

国内線に指定されているリヤドのキング・ファハド国際空港の第5ターミナルで、カウンターを清掃する衛生作業員。(ファイル/AFP)
国内線に指定されているリヤドのキング・ファハド国際空港の第5ターミナルで、カウンターを清掃する衛生作業員。(ファイル/AFP)
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20 Dec 2021 12:12:48 GMT9
20 Dec 2021 12:12:48 GMT9
  • サウジアラビアの公衆保健当局はまた、ワクチンを完全に接種している人も含め、入国するすべての人々に少なくとも5日間は社会的接触を避けるよう促している

マイ・アルマルゾーギ

ジェッダ:サウジアラビアは、新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株により患者が急増しており、人々に国外への渡航を控えるように促している。サウジアラビアに入国する人々もまた、マスクを着用する、人混みを避ける、必要であればPCR検査を受けるなどの予防措置をとるように推奨されている。

また、サウジアラビアの公衆保健当局(Weqaya)は、ワクチンを完全に接種している人も含め、入国するすべての人々に少なくとも5日間は社会的接触を避けるよう促している

Weqayaのエグゼクティブディレクターであるアブドゥラー・アル・グイザニ博士は、サウジアラビアでは、新型コロナウイルス感染症の感染数数が増加しており、その一部はオミクロン株によるものであると述べた。

また、2回のワクチン接種よりも、ブースター接種の方が25倍も予防効果が高まるという研究結果があるとし、接種対象者が名乗りを上げて接種を受けるよう呼びかけた。

保健省のムハンマド・アル・アブド・アル・アリー博士によると、このような懸念があるため、2回接種に加え、ブースター接種を受けることの重要性が高まっている。

同博士は、人々が新型コロナウイルスの予防対策を緩めたことにより、サウジアラビアの流行曲線では12月15日現在、患者が増加に転じていることが懸念されると述べた。

「1年を通しての流行曲線を見ると、変動期を経て、ここ数ヵ月は着実に減少していました。しかし、残念ながら再び上昇に転じており、これは懸念されるところです。私たちはしっかりと義務を果たし、人々に配慮し、健康と安全のプロトコルを遵守し、確実にワクチン接種を完了し、ブースター接種を受けなければなりません」と同博士は述べた。

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