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湾岸協力理事会(GCC)は、湾岸諸国が経済ならびに防衛上より一層結束することを求める

写真1サルマン国王がドバイのムハンマド・ビン・ラシード・アール・マクトゥーム統治者を歓迎している。(SPA)
写真1サルマン国王がドバイのムハンマド・ビン・ラシード・アール・マクトゥーム統治者を歓迎している。(SPA)
写真4サルマン国王が、リヤドでアブドゥルラティーフ・アル・ザヤーニGCC事務局長と会談している。(SPA)
写真4サルマン国王が、リヤドでアブドゥルラティーフ・アル・ザヤーニGCC事務局長と会談している。(SPA)
11 Dec 2019 02:12:50 GMT9

ノア・ヌガリ、リヤド

サルマン国王が議長を務める会議がリヤドで火曜日に終了するのに際し、GCC首脳会議は地域の経済ならびに防衛上の統合をより一層進めることを求めた。

会議の最終共同声明によると、GCCのアブドゥルラティーフ・アル・ザヤーニGCC事務局長は、2025年までに財政と金融の一体化法案をまとめることを求めた。

声明では、地域の安全を維持するために軍事的ならびに安全上の協力を強化することも求めた。

「GCC諸国のリーダーは、本日、安定、安全保障、経済的繁栄ならびに社会的平安のオアシスとしてGCCの強みと団結を熱心に保持していくことを確認した」と声明で述べた。

また、イランによるとされる主要原油施設に対するミサイルとドローンによる統合された攻撃を含むサウジアラビアへの昨年の攻撃にも言及した。

GCC諸国は「攻撃には一致団結して立ち向かう」と述べ、これは「一加盟国に対する攻撃は全GCC諸国への攻撃とみなす」と規定する湾岸防衛協定を反映したものであると、声明は述べている。

「協力会議の最大の目標は、統一を目指し加盟国間の調整と統合と相互依存を達成することである」と述べている。

第40回首脳会議はサルマン国王が議長を務め、各代表団の長を到着の都度出迎えた。

代表団には、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ラシード・アール・マクトゥーム副大統領兼首相、バーレーンのハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王、オマーンのファハド・ビン・マフムード・アール・サイード閣議担当首相代理、カタールのアブドラ・ビン・ナセル・ビン・ハリファ・アール・サーニー首相が含まれていた。

サルマン国王は開会の辞で、GCCは地域が直面した多くの危機を何とか克服してきたと語った。

彼は、現在の一連の課題に対処するには「一致団結した努力が求められる」と述べた。

「イラン政権は安全保障と安定を損ないテロリズムを支援する敵対的な行動をとり続けている」と王は述べた。

GCCは「この政権の干渉を止めさせ、その核プログラムと弾道ミサイル開発プログラムに真剣に対処するために国際社会ともに協力」しなければならないと、彼は語った。

最終共同声明では、カタールとその他の湾岸ならびにアラブ諸国との紛争については言及されなかった。

しかし、サウジアラビア、UAE、バーレーンおよびエジプトは、とりわけカタールが過激派グループと結びついていることからカタールをボイコットした2017年以降では、アブドラ首相がGCC首脳会議に出席した最も高位のカタール首脳であった。

会議の後、サウジアラビア外務大臣であるファイサル・ビン・ファルハン王子は、次のように語った:「(カタールをボイコットしている)4ヵ国はクウェート首長の努力を支持し続け、その成功を高く評価する。」

事務総長職を退任するアル・ザヤーニ氏は、結束した協力を保持する上でのクウェート首長のご努力を全てのGCC諸国のリーダーが称賛している、と述べた。

月曜日の準備会議で、湾岸諸国の外務大臣は、クウェートのナイフ・アール・ハジラフ元財務大臣をGCCの次期事務総長に指名することを承認した。

任期は、アル・ザヤーニ氏の任期終了後の2020年4月に始まる。

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