• エリア中に鳴り響くアニメ主題歌の数々を披露

ナダ・ジャン

ジェッダ：日本の人気ポップバンドJAMProjectが、金曜日、サウジアラビアのジェッダ・シーズンで演奏し、熱狂的なファン達を興奮させた。

この公演は、金曜日にジェッダのシティウォークにあるイベントエリア「アニメビレッジ」で行われたアクティビティや特別公演の一環だ。

JAM Projectは、アニメ音楽ジャンルのバンドであり、『牙狼』、『カードファイト!! ヴァンガード』、『サイボーグ009』、そして世界中で高い評価を得ている『遊戯王』、さらに『ONE PIECE』や『ワンパンマン』など多くのアニメシリーズと映画のテーマ曲を歌っていることで有名だ。

彼らは、エリア中に鳴り響くアニメ主題歌の数々を披露した。ワンパンマンの『THE HERO!! 〜怒れる拳に火をつけろ〜』、『激闘！クラッシュギアTURBO』の『CRUSH GEAR FIGHT!!』、『ONE PIECE』の『ウィーアー！』、『ドラゴンボールZ』の『CHA-LA HEAD-CHA-LA(チャラ・ヘッチャラ)』などが披露された。

24歳のファン、ワード・アル・ハルビ氏は、JAM Projectのことは、人気アニメ『ONE PIECE』を通して知っていたという。「JAM Projectのコンサートにフェンス越しに参加し、大好きな曲を生で聴くことができるなんて夢のようです」と彼女は語った。

『ワンパンマン』でこのバンドを知ったという28歳のフェラス・ブカリ氏は、こう語る。「コンサートはエネルギーと素晴らしい雰囲気に満ちていて、どのパフォーマンスも本当に楽しめました」

JAMは「Japanese Animation Maker」の略で、日本の有名なテーマソング・アーティストである水木一郎氏が2000年7月19日に結成したグループである。ソロシンガーで構成された、アニメのテーマソングを演奏するバンドである。

ライブ後、奥井雅美氏はファンと撮った写真をツイッターで公開し、「サウジアラビアの皆さん、現地スタッフと日本人スタッフ、そして日本から応援してくれた皆さん」への感謝の気持ちを綴った。

土曜日、バンドは歴史ある都市ジェッダを観光した。唯一の女性メンバーである奥井氏は、サウジアラビアの女性らしくネイビーのアバヤを身にまとい、髪を隠した。「素敵な街並みでした」と彼女は書いている。

他のメンバーとサウンドディレクターの山本直哉氏は、山本氏のツイッターにトーブ姿の写真を投稿した。「サウジアラビア帰国前に旧市街を観光してトーブを着てみんなで撮影会…笑」

JAM Projectはもともと創設者の水木一郎氏を含む9人のメンバーがいたが、数年前に水木氏、さかもとえいぞう氏、松本梨香氏が脱退した。ヒカルド・クルーズ氏が準レギュラーメンバーとして参加している一方で、影山ヒロノブ氏、遠藤正明氏、きただにひろし氏、奥井雅美氏、福山芳樹氏が現在のメンバーとなっている。

「ジェッダ・シーズン」のシティウォーク・ゾーンには、あらゆる嗜好や年齢層に対応した9つのイベントエリアがオープンしている。エントリービレッジ、フードホール、ファッションビレッジ、スプラッシュ、ホラービレッジ、ジェッダライブ、アドベンチャー、ウォーターフォール、そしてアニメビレッジである。

5カ月間で1500万人以上の来場者を記録したリヤド・シーズンに続く、第2回目のジェッダ・シーズンは「素晴らしい日々（Our Lovely Days）」のスローガンのもとに開催されている。

今回のジェッダ・シーズンでは、開催期間中、9つのゾーンで合計2800のアクティビティを通じて、街の豊かな遺産と文化にスポットを当てることを目的としている。

また、同フィスティバルでは、70のインタラクティブ体験、60以上のレクリエーション活動、7つのアラブ演劇と2つの国際演劇、海洋イベント、サーカス、4つの国際展示、その他家族向けの多くのサービスが提供される。