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ドバイ：未来の教育・科学・文化国際機関フォーラム（FESCIOF）が3月8日に始まり、サウジアラビアのアブドルアジーズ・ビン・タラル・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード王子が紹介の基調演説を行った。

基調演説は、今日の若者と、教育、科学技術、文化の分野への彼らの参加に焦点を当てたものだった。

「私たちは今、前例のない技術の進歩の時代を目の当たりにしており、そうした進歩は私たちの生活のあらゆる面に変化をもたらしています。若い世代は特にこうした発展の影響を受けており、変革の一翼を担うことを熱望しています。世界中の学生が、オンラインプラットフォームを通じて知識を共有し、プロジェクトに共同で取り組めるようになりました。このエネルギーを利用し、若い人たちが社会に発展に貢献する機会を提供することは、私たちの責任です」とアブドルアジーズ王子は述べた。

アブドルアジーズ王子はFESCIOFの聴衆に、サウジアラビアが「ロールモデルであり、2005年以降、サウジアラビアは30万人以上の学生をアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、日本、中国など、世界のさまざまな国に奨学金で送り出してきました」と説いた。

さらに、現在「サウジビジョン2030」を掲げる中、そうした学生たちがサウジアラビアの官民セクターのリーダー的存在となっているとも述べた。

アブドルアジーズ王子によれば、発展途上国と先進国の社会の間に広がる格差を縮小することが不可欠だという。 「農業や工業の経済からサービスや情報の経済へと社会を移行させるためには、教育の発展が重要です」

また、新興国の教育プロジェクトを支援することは、開発銀行や起業家の役割であると説いた。

「格差の是正、インフラ整備、教師の資質向上、教育システムの運営改革には、支援が不可欠なのです」とアブドルアジーズ王子は続けた。

基調講演の後、教育、科学技術、文化の分野における、若者とインクルージョンに関するパネルディスカッションが開催された。モデレーターは、GLEACの創設者兼チーフ・アイデンティティ・ハッカーであるサリアン・デラ・カサ氏が務めた。

パネリストとして、文化財保存修復研究国際センター（ICCROM）事務局長のウェバー・ンドーロ氏、ルーブル・アブダビの教育・学習資源マネージャー、マラル・ジュール・ベドヤン氏、世界初の教育工学企業ツインサイエンス（Twin Science）の創立メンバー、オカン・ドゥルスン氏の姿があった。

ルーブル・アブダビのベドヤン氏はパネルディスカッションの冒頭で、現代の若者が美術館に展示された作品から具体的にどのように学ぶことができるかを説明した。

「ルーブル美術館では、参加型学習や体験型学習といった手法が使われています」と語り、テクノロジーも一役買っているが、ストーリーテリングがルーブル美術館で使われている主要な教育手法であることを付け加えた。

ンドーロ氏は、ICCROMはユネスコによって設立され、その主な目的は「世界遺産や美術館の修復をすること」であると語った。「私たちには、維持し続けるための専門知識があります」

「ICCROMは若者の失業率低下に役立ち、世界遺産は彼らの生活のために不可欠なものとみなされるべきです」と説明した。「我々は、世界遺産はいくつかの問題に対する答えを提供できるものだと考えています… 仕事を提供し、雇用を生み出し、起業家精神を育む… 若者は、我々が行うことに関わる主なステークホルダーでなければなりません」

ツインサイエンスのドゥルスン氏は、今日の若者は「気候変動対策に取り組む最初で最後の世代」であるとし、社会における若い世代の役割の重要性を強調した。

ドゥルスン氏は、ツインサイエンスは「子供たちにSTEMスキルを身につけさせており、また、持続可能な環境トピックについて学ばせています」と語った。

というのも、ドゥルスン氏は国連の「持続可能な開発目標（SDGs）」の17項目すべてをツインサイエンスのミッションに取り入れる予定だからだ。「科学は、私たちにとってより良い未来と世界を作るのに役立つものであり、だからこそ私たちは科学に心血を注ぐことができるのです」

FESCIOFは3月8日から9日にかけて開催され、以下のようなトピックに焦点を当てている。国連の持続可能な開発目標の達成に向けた取り組みの進捗を測定する新しい方法の特定、教育・科学技術・文化の分野における若者とインクルージョン、デジタル接続の強化、デジタルの未来、国際組織におけるイノベーション、投資と金融ソリューションなどだ。

このフォーラムは、ここ数ヶ月の間にリヤドで開催された主要イベントの一つで、第二回LEAPテック・カンファレンスや科学国際会議・展示会などが開かれる。