
リヤド:環境水資源農業省によると、サウジでは、過去3年間で新たに25万本のコーヒーの木が植えられ、2020年末までに総数は40万本に増えた。
公式統計資料によれば、2017年にはジャザン、アシル、バハなどのコーヒー栽培地域における木の本数は15万本以下であった。サウジ政府の支援により、その数は2倍以上に増えた。
同省は、様々な国家機関が多くのプログラムや構想を通してコーヒープロジェクトを支援していると述べており、その中には、段々畑の修復や雨水貯留技術の活用といった取り組みも含まれる。
それに加え、国際農業開発基金との合意により、同基金のサウジ国内での活動にコーヒー栽培も含まれることになった。同省によれば、バハ州の「コーヒー開発都市」にプロジェクトが立ち上げられる予定で、その内容には、30万本以上の植樹や、選別、処理、焙煎、包装までを処理する総合的なコーヒー工場の開発、国内最大のコーヒー展示会の創設などが含まれるという。
さらに、ジャザンの農業研究センターには、この地域のコーヒー栽培の成功を評価し、初のコーヒー研究部門が設立されたという。
同省は、今後も生産量増加に向けて継続的に支援していくことを強調し、国内外へのマーケティング活動やさらなる投資を呼び込むことを通してコーヒー栽培を発展させることは、持続可能な農業農村開発プログラムの重要な目的であると述べている。
SPA