
東京:ソニーは、アニメ事業の成長を視野に、「ガンダム」やアーケードの名作「パックマン」を所有する日本のゲームフランチャイズ大手のバンダイナムコの株式を戦略的に2.5%取得した。
2021年にオンラインアニメライブラリー「クランチロール」を買収したソニーにとって、日本のアニメに対する世界的な旺盛な需要は、資金を生み出す要因となっている。
「日本を代表する2つのエンターテインメント企業として、バンダイナムコとソニーは、特に急速な市場成長が見込まれるアニメ分野において、ファンコミュニティの拡大…そしてエンゲージメントの強化に注力していく」と、木曜日に発表された共同声明は述べている。
680億円(4億6,000万ドル)の取引により、両社は「ファンのために新たな感動体験を創造する」予定だという。
ソニーのライバルである任天堂は、すでにバンダイナムコの株式1.8%を保有しており、バンダイナムコは『エルデンリング』や『鉄拳』などのゲームも発売している、とジェフリーズの株式アナリスト、アトゥル・ゴヤル氏は述べた。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』や『鬼滅の刃』のような共同知的財産の成功に基づき、この動きは、ソニーの上流IP戦略とバンダイナムコのグローバル展開の推進を強化することを目的としている」とゴヤル氏は書いている。
「ただちに業績への影響はないが、日本のアニメとIPのバリューチェーンにおける中心的なハブとしてのソニーの位置づけを強化するものだ」とゴヤル氏は書いている。
AFP