
カイロ:エジプトの統計機関CAPMASが11日に公開したデータから、同国の都市部消費者物価上昇率は過去最高を記録した9月の38%から10月には35.8%へ低下し、アナリストの予想を下回る結果だったことが分かった。
ロイターの実施した世論調査では、この上昇率に関するアナリスト19人の予想中央値は37.1%だった。
前月比では、物価上昇率は9月の2%から10月に1%へと減少した。
インフレ率は6月に35.7%に達し、それ以降は毎月加速していた。なお6月の数値は、それまでの最高値だった2017年7月の32.95%を上回っていた。
CAPMASは、食品および飲料の価格が前月比で1.5%、年間では71.3%上昇したと述べている。
一方、エジプトの中央銀行は13日、1年物のドル建て短期国債を平均利回り4.6%で16億ドル分売却したと発表した。このオークションは14日に決済される。
ロイター