
東京:Marubeni Middle-East & Africa Power Limited (MAMEA)の鈴木敦士社長兼CEOは、サウジアラビアの脱炭素化への見通しと持続可能エネルギーを目標とする計画は王国にとって重要な一歩だと述べた。
「ご存知のようにサウジアラビアは、脱炭素化と持続可能エネルギーへの移行に向けた『ビジョン2030』に取り組んでいますが、これはサウジにとって最も重要なステップの一つです」と鈴木氏は同社が請け負う風力発電所プロジェクトとの関連で語った。
鈴木氏はアラブニュース・ジャパンのインタビューで、「私たちは日本企業として、サウジがエコ・フレンドリーな国を目指す『ビジョン2030』支援のための能力を提供してきました」と述べた。「日・サウジのパートナーシップにとって良いステップであり、サウジは石油やガスだけでなく、例えばグリーン水素など“新たな”エネルギー”の輸出国になると信じています」と語った。
丸紅はサウジでの存在感を高めようと多くの企業と提携している。「私たちはサウジの電力部門ですでに5つのプロジェクトに参加していますが、顧客であるサウジ政府に満足いただけるよう継続的に力を発揮していきたいと考えます」と付け加えた。
東京で開催された「日・サウジ・ビジョン2030ビジネスフォーラム」には、ビジネスと文化の交流の促進、両国間の成長と投資の加速化を目指し、サウジと日本の300人以上の業界関係者とビジネスリーダーが参加した。サウジからの参加者は、フォーラム参加の目的は、資源、ビジネス、持続可能性、循環型経済、エンターテインメント、ゲームなどのソフトパワー分野について、「日本市場がサウジから何を求めているのかの感触を得ることだ」と語った。