
フランク・ケイン
ドバイ:サウジアラビアのエネルギー大臣アブドゥル・アズィール・ビン・サルマン王子が月曜、OPEC+同盟国による週末の合意成立を受け、世界の石油市場のバランスを取り戻す王国の決意を示す強いメッセージを送った。
「まず何よりも、我々の目的は市場の安定を確保すること」と、同大臣は石油輸出国機構(OPEC)とロシアを筆頭とするその同盟国の初めての「バーチャル」記者会見で記者たちに語った。
しかし同大臣は、石油供給と価格の安定化においてすでに達成された前進は、OPEC+の全加盟国が4月に合意し、週末の会議により8月まで延長された1日あたり960万バレルの減産の約束を果たすことに左右されると警告した。
「この合意が順守されないという余地はない。合意事項を果たせなかった生産国は、7、8、9月の減産で埋め合わせる必要がある。緩むための胃はない」と、彼は付け加えた。
イラクとナイジェリアが合意を順守していない2つの主要な犯人だった。カザフスタンとアンゴラも合意した量より多くの石油を売っている。
アブドゥル・アズィール王子は、新たな生産レベルの達成に向けたプロセスは、OPEC+のエネルギー担当大臣による毎月の会議で厳しく監視されるだろうと述べた。