
米アマゾン・ドット・コム傘下のクラウドサービスで2日、接続障害が一時発生し、国内のインターネットサービスに広範囲に影響が及んだ。日本のインターネット証券各社などで株価表示が遅延するといったトラブルが発生。銀行や通信大手でもサービスの一部に不具合が出た。
アマゾン子会社「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」によると、機器の故障が原因で午前7時半ごろからネットワークに接続しにくい状態となった。午後1時40分ごろに復旧した。
SBI証券では売買開始前に、顧客が取引画面にログインしづらくなるなどの問題が起きていることを確認。楽天証券でも株価情報の表示に一部不具合が起きた。
NTTドコモは、AWSの障害で一部のサービスが利用しにくくなったと発表した。ポータルサービスの「dメニュー」などが影響を受け、詳細を確認している。通話や通信サービスには支障がないという。