東京:日本の10年国債(JGB)の利回りは22日、ヨーロッパでの新型コロナ規制復活に対する懸念から、安全資産としての債券への需要が下支えされたことで、下落した。
10年物の日本国債の利回りは0.5ベーシスポイント下落して、0.070%となった。
オーストリアが4度目のロックダウンを開始する中、隣国ドイツも同様の措置を講じる可能性があると警鐘を鳴らし、クリスマスマーケットやバー、カフェ、劇場などを閉鎖した。
しかし、ドイツなどの国々の死者数は今のところ増加していないため、コロナ再燃が債券市場に与える影響は限定的なものになると、市場関係者は述べた。
短期債の利回りも下落し、2年物の日本国債の利回りは0.5ベーシスポイント下落してマイナス0.135%、5年物国債の利回りは1ベーシスポイント低下してマイナス0.090%となった。
20年物の日本国債の利回りは0.5ベーシスポイント上昇して0.465%、30年物の日本国債の利回りは1ベーシスポイント上昇して0.680%となった。
また、40年物の日本国債の利回りも1ベーシスポイント上昇し、0.735%となった。
ベンチマークである10年物の日本国債先物は、0.07ポイント上昇し151円69銭となり、売買高総計は11871枚だった。
ロイター