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サウジの鉱業の収益が過去最高水準に

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28 Dec 2021 05:12:17 GMT9
28 Dec 2021 05:12:17 GMT9

アラブニュース

リヤド:政府のデータによると、2021年は過去最高の収益を達成し、サウジの鉱業にとって良い年になった。

産業・鉱物資源省は、国営サウジ通信が伝えた声明の中で、今年の最初の10ヵ月間の鉱業部門の収益が7億2400万サウジリヤル(1億9280万ドル)を超える見込みとなり、690件の鉱業ライセンスが今年発行されたと発表した。

今年の鉱業収益は、1月から10月の間に、2020年の同時期と比較して、27%上昇したと、国営サウジ通信は報じた。

ビジョン2030が同国の経済を石油依存から脱却させて多角化することを目指す中、この下で鉱業はエネルギーと石油化学に次ぐ第3の柱に位置付けられている。

鉱業部門は、2030年までに地質学者やエンジニアなど25万6000人を雇用することを目標に掲げており、今後数年の間にサウジ国内で数千人の雇用を創出することが見込まれている。

今年発行されたライセンスの内訳は、建材採石ライセンスが517件、探査ライセンスが143件、探鉱ライセンスが30件だった。現在までに発行された有効な鉱業ライセンスの総数は推定1913件となった。

リヤドは有効な建材採石ライセンスの数が388件と最も多くなり、次いでメッカが373件のライセンスを、メディナが210件のライセンスを取得したことが、同報道で明らかになった。

これらのライセンスは、破砕機、金、関連鉱物、砂、砂利、花崗岩のブロックに関して与えられたものだ。

サウジの鉱業に対する投資の関心は今年急上昇していると、産業・鉱物資源省(MIM)のハリド・アル・ムダイフェル副大臣が10月、アラブニュースに語った。

また、外国の投資家に対する同部門の競争力を高めるために、サウジは新たな鉱業法を発表したと、副大臣は付け加えた。

サウジアラビアにおける同部門の透明性と競争力を高めるため、投資家が鉱床の位置を確認できる国家地質データベースの作成が行われている。

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