
ファハド・アブドゥル・ジャダイエル、テレサ・スティーブンス
リヤド:サウジの水部門は、気候変動対策のための創造的な方法を模索する中、水素の増産に向けて動き出している。
「我々は、水素の主な供給源である水の主要な生産者だ」と、国際脱塩協会(IDA)の会長でアルマー・ウォーター・ソリューションズ(AWS)のCEOであるカルロス・コジン氏は語る。
この記事で引用するコジン氏の発言は、先月ジェッダで行われた海水淡水化部門の会議でのアラブニュースによるインタビューからのものだ。この会議はサウジ塩水転換公社とIDAが共同で開催した。
「IDAの貢献は、サウジアラビアが行っていることを可視化し、それを他の国で再現することだと考えている」とコジン氏は語る。「また、PPPモデルなど、他の国で実施されているビジネルモデルからアイディアを持ち込みサウジアラビアで再現することも行っている」と同氏は続ける。サウジアラムコもこのモデルの活用に関心を示しているという。
サウジアラビアは、海水淡水化部門においてリーダーシップを取ってきた実績の上に、同部門の未来において重要な役割を担っている。「サウジアラビアは、70年代初頭に海水淡水化技術の導入において主導的な役割を果たした。全世界が注目する海水淡水化の生きた実験室であり続けている」と、IDAのシャノン・マッカーシー事務局長は語る。
コジン氏によると、AWSはサウジアラビアにおいて2つの主要なプロジェクトを行っている。キング・アブドゥラー・エコノミック・シティ(KAEC)と、国内最古の水関連企業の1つであるキンダサだ。
KAECの生産能力は1日45万立方メートル、キンダサは1日8万立方メートルだという。
新型コロナパンデミックがAWSの事業に与えた影響については、まだ必要な生産量を維持できているとコジン氏は言う。
「中期的には、水の電気分解を利用して水素を生産する可能性を探っている。これは、水部門がリードするための新たなステップだ」とコジン氏は続ける。
今後の計画については、同社は国営水道公社(NWC)への投資機会を探っていると、コジン氏は付け加える。
公的投資基金が所有するNWCは、民間部門参加によりサウジアラビアに上下水道処理サービスを提供している。