ロンドン:エミレーツ通信(WAM)は10日、UAEが世界で最も「ネットにつながった」国になったと報じた。
報道は、同国の電気通信・デジタル政府規制庁:(TDRA)の報告書に基づいている。TDRAによると、人口の99%がインターネットに接続しているという。
TDRAのマジェド・スルターン・アル・メスマー長官は、報告書は「国全体のデジタル環境、特に、日常生活や政府・公共サービスにおけるデジタルソリューションの高い導入率を反映している」と述べている。
長官はまた、UAEは「世界の急速な変化に鑑み、デジタル転換を不可欠の選択かつ経済の必須事項として維持するという我々の賢明なる指導層の指示に従い、また『We the UAE 2031』のビジョンに従って前進している」と語った。
「Digital UAE — Factsheet」と題された報告書では、人々がSNSや仕事、研究、教育、エンターテイメント、ショッピングなど多様な目的でインターネットを使用していることが示されている。
スマートフォンのダウンロード速度は2022年に161.15Mbpsに達し、固定回線では207.41 Mbpsに達したという。
政府サービスの情報に公的なアクセスを提供する「Unified Digital Platform」の昨年の訪問件数が3000万以上を記録した一方で、デジタルIDアプリ「UAE Pass」の登録ユーザー数も大幅に増えて500万に達した。
2022年に国内で稼働していたソーシャルメディアアカウントは1000万で、人口の105.5%、全インターネットユーザーの106.6%に相当する。プロキシプロバイダーのProxyrackは以前、UAEを「世界のソーシャルメディアの首都」とする報告書を公表していたが、それを裏付ける内容だ。
TDRAの報告書は、2022年にUAEの人々が1日平均2.3時間をSNSに費やした一方で、アプリのダウンロードは前年比で16%増え、5億6900万回だったとしている。
国内で登録されたウェブサイトの数は1年間で4万6000以上増えて30万以上となり、アプリ購入に費やされた金額は同時期に25%増えた。