
ドーハ:リヴァプールの主力選手である遠藤航は13日、日本代表としてアジアカップで優勝すると宣言した。ユルゲン・クロップ監督の下には、しばらく復帰できない可能性がある。
ミッドフィールダーの遠藤は、カタールで日本を5度目の大陸王者に輝かせようとしており、2月中旬までリヴァプールの試合を欠場する可能性がある。
クロップ監督は今月初め、遠藤航とエジプト代表としてアフリカネーションズカップに出場するモハメド・サラーが早期に敗退し、アンフィールドにできるだけ早く戻ることを願っているとジョークを口にした。
それよりはもう少し長く、監督に待っていてほしいと望んでいる遠藤。大会前の事前予想で優勝候補となっている日本代表は14日、ベトナムとの初戦に挑む。
「もちろん、それは監督の冗談ですが、リヴァプールに戻って欲しいと感じていることに嬉しく思います」と、30歳の遠藤は語った。
「僕は今、ここにいます。チームのキャプテンです。僕が考えているのは、リヴァプールにトロフィーを持ち帰ることだけです」
遠藤は夏にシュトゥットガルトから移籍して以来、クロップ監督率いるチームの中盤で主力としての地位を確立し、12月にはリヴァプールの月間最優秀選手に選ばれた。
チームがプレミアリーグの首位に立つ原動力となりながら、同時にリーグカップ、FAカップ、ヨーロッパリーグでも貢献してきた遠藤。
日本代表では2022年のワールドカップ終了後に腕章を引き継ぎ、キャプテンとして勝利に欠かせない存在となっている。
「やり方は今までとあまり変わりません。コミュニケーションは重要ですし、選手やコーチ陣と話すのも好きです」と語るキャプテン。
「大会中、選手たちに何か言わなければと思えばそうしますが、僕は今のところその必要性を感じていません」
日本代表の森保一監督は、先月足首を負傷したブライトンのウインガー、三笘薫もチームに招集した。
森保監督によれば、三笘はベトナム戦ではプレーしないものの、第2節のイラク戦で復帰する可能性があるという。
ベトナムを率いるフランス人のフィリップ・トルシエ監督は、2000年に日本をアジアタイトルに導いた経験の持ち主。
森保監督は、次のように語った。「彼は我々のチームをしっかり分析していると思いますが、我々もベトナムチームをとても注意深く見ています」
「良い試合になると思いますが、我々はバランスを保ち、アグレッシブになりつつ相手も警戒していかなければなりません」
AFP