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UAEのアブドゥラー・アル・グレア財団、在外パレスチナ人学生を支援する教育救済基金を設立

2024年4月24日、ニューヨークのコロンビア大学西側芝生で、学生デモ隊が親パレスチナ派の「ガザ連帯野営」を占拠し、テントの間に立つ人。(AFP=時事)
2024年4月24日、ニューヨークのコロンビア大学西側芝生で、学生デモ隊が親パレスチナ派の「ガザ連帯野営」を占拠し、テントの間に立つ人。(AFP=時事)
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25 Apr 2024 06:04:08 GMT9
25 Apr 2024 06:04:08 GMT9

アラブニュース・ジャパン

ドバイ: 海外、特にガザ出身のパレスチナ人学生が直面する緊急のニーズに応えるため、アブドゥラー・アル・グレア財団(AGF)は木曜日、教育救済基金の立ち上げを発表した。

このイニシアチブは、ガザで進行中の紛争によって教育が中断されている、母国以外の大学で医学、保健科学、STEM分野を目指す学生に経済的支援を提供することを目的としている。

つい最近まで、これらの学生は家族によって支援され、教育費はすべて支払われていた。しかし、最近の紛争は、援助なしで教育を続ける能力に深刻な影響を及ぼしている。

教育救済基金は、紛争が激化する中、卒業間近の学生に授業料、生活費、その他の必要経費をカバーする助成金を提供し、適時に学業を修了できるようにすることを目的としているという。このプログラムの対象は、最終学年または必要な訓練を受け、海外に留学しているガザとヨルダン川西岸地区の学生である。

AGFは、紛争による深刻な教育の混乱に対処する緊急の必要性を認識し、900人の学生の大学教育修了を支援することを約束した。このプログラムは、教育イニシアチブを通じて社会から疎外されたコミュニティに包括的な支援を提供する信頼できるパートナー、ユナイテッド・レバノン・ユース・プロジェクト(ULYP)と協力して実施される。

AGFのソニア・ベン・ジャアファル最高経営責任者(CEO)は、「ガザで続く紛争は、教育面を含め、住民に計り知れない苦難を強いています。教育救済基金を通じて、私たちは高等教育の修了を間近に控えた学生たちのために、こうした困難の一部を軽減することを目指しています。この基金は、彼らの将来の機会を守るための生命線であるだけでなく、地域の復興に不可欠な医療労働力の強化にも貢献します」

このプロジェクトは、アブドゥラー・アル・グレア財団と難民教育基金の共同協力によるものである。

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