
ロンドン:日本の大坂なおみは、来月行われるウィンブルドンの女子シングルスでワイルドカードを獲得した4人のグランドスラム・チャンピオンのうちの1人となった。
元世界ランキング1位で、全豪オープンと全米オープンを2度制した26歳の大坂は、母親になった後、5年ぶりにウィンブルドンの本戦に出場する。
また、元全豪オープンの覇者で、かつて世界ランキングのトップに立ったこともあるキャロライン・ウォズニアッキ(33歳)も、ワイルドカードを獲得している。
ワイルドカードは、オール・イングランド・クラブが、本戦に直接出場できるほどランキングの高くない選手に与えるものだ。
全仏オープンでワイルドカードを逃したウォズニアッキは、イギリスのPA通信に「特別な思い出がたくさんあります。ジュニアのウィンブルドンで優勝したのは2005年のことだから、もうずいぶん昔のことです。ウィンブルドンのセンターコートでのプレーは、他では再現できない特別なものがあります」と語った。
2018年のウィンブルドン・チャンピオンで、家庭を持つためにテニスから離れていたもうひとりの元世界ランク1位、ドイツのアンジェリック・ケルバーも、7月1日に開幕する大会へのワイルドカード出場を決めている。
水曜日に発表されたもう1枚のワイルドカードは、2021年のウィンブルドンで4回戦まで勝ち進み、その年の全米オープンで見事な優勝を飾ったエマ・ラドゥカヌが予選から出場することになった。
21歳のラドゥカヌがウィンブルドンの芝コートに立つのは、2023年に手首と足首の手術を受けた後、2年ぶりとなる。
先週、ラドゥカヌはノッティンガム・オープンの全英準決勝で、優勝したケイティ・ボールターに敗れた。
AFP