アラブニュース・ジャパン

東京：関西ガザ緊急アクション・グループは、関西・大阪万博2025へのイスラエル招待に反対する署名を3,586人から集めた。

同グループは、日本国際博覧会協会会長の十倉雅和氏と外務大臣の上川陽子氏に抗議文を提出し、イスラエルが招待され、ロシアが招待されていない理由を問いただした。

日本政府は、イスラエルのガザ地区での行動はハマスなどのテロ攻撃によって直接引き起こされたものであり、「ロシアのウクライナへの一方的な侵略と同じ扱いをするのは不適切だ」と述べている。しかし、同グループはこの説明を受け入れなかった。

「パレスチナの人道状況に深く関心を寄せる関西地域の市民として、この動きに強く抗議する」と述べている。「国際司法裁判所の暫定措置を無視してガザ地区で虐殺を続けるイスラエルの参加を受け入れることは、人権を無視した外交姿勢であり、全く理解できない」

同グループは、イスラエルが国連決議に違反していることや、国際社会が二重基準を持っており、事実上「イスラエルの虐殺を黙認している」と非難している。

昨年から、日本政府はイスラエルのガザ攻撃に対する明確な法的評価を「控える」立場を取り、イスラエルに対する制裁措置を躊躇している。

「イスラエルの万博参加を拒否することは、命令を無視して暴走を続けるイスラエルが直ちに軍事行動を停止するべきだという明確なメッセージを国際社会に送るために不可欠である」と関西ガザ緊急行動グループは声明で述べている。「そうしなければ、逆のメッセージを送ることになる」

長崎市長の鈴木史郎氏はすでに、8月9日に開催される原爆追悼平和記念式典にイスラエルとロシアを招待しないことを発表している。

「日本政府と万博協会に対し、イスラエルの万博参加受け入れに関する立場を直ちに再考し、その参加を認めない政策に変更するよう強く求める」と同グループは述べている。