
カイロ: エジプトの医薬品当局が水曜、スプートニクVとアストラゼネカのコロナウィルスワクチンの使用を認可した。この北アフリカの国は1ヶ月前に予防接種キャンペーンを開始している。
医薬品当局は「韓国から輸入された…スプートニクVとアストラゼネカ、2つのワクチンの使用に対し緊急承認を与えた」と、Facebookページに投稿した声明で述べた。
同当局はこれまでにも、中国のシノファームのワクチンと、インドで製造されコビシールドという名前で販売されるアストラゼネカのワクチンに対し、緊急承認を与えていた。
ロシアの政府系ファンドRDIFは声明で、「エジプトはスプートニクVを認可する世界で35番目の国」と述べた。
エジプトは1月24日にCOVID-19予防接種プログラムを開始し、国民にワクチン接種するアフリカで初めての国の1つとなった。医者や看護師はシノファームのワクチンを受け取っている。
1億人以上を抱えるこのアラブ世界で最も人口の多い国は、シノファーム製ワクチンの第一弾を12月に、アングロスウェーデンのアストラゼネカ/オックスフォード製ワクチンの最初の投与分を1月末に受け取った。
エジプトの公式記録によれば、同国の新型コロナウィルス感染例は179,000人以上、死者は10,400人以上となっている。
保険当局は、検査率が低いため本当の数字は少なくとも10倍高い可能性があると警告してきた。
AFP