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空手連盟、強化委員長を解任=「パワハラ」結論出さず

連盟は3月31日に開いた倫理委員会で両者から事情を聴き、香川氏が竹刀を使って行った1月27日の練習で、植草選手が目を負傷した事実を認定。(AFP)
連盟は3月31日に開いた倫理委員会で両者から事情を聴き、香川氏が竹刀を使って行った1月27日の練習で、植草選手が目を負傷した事実を認定。(AFP)
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11 Apr 2021 01:04:45 GMT9
11 Apr 2021 01:04:45 GMT9

全日本空手道連盟は9日、東京都内で理事会を開き、東京五輪女子組手61キロ超級代表の植草歩選手(JAL)が、香川政夫選手強化委員長からパワーハラスメント行為を受けたなどと訴えている問題を協議し、香川氏の同職解任を決めた。辞職願を受理せず処分を下し、連盟理事については「辞任」とした。

連盟は3月31日に開いた倫理委員会で両者から事情を聴き、香川氏が竹刀を使って行った1月27日の練習で、植草選手が目を負傷した事実を認定。「大変危険であり、全く認められるものではない」として処分を決めた。強化委員長の後任は今後、検討する。

植草選手は昨年9月ごろから香川氏に自尊心を傷つけられたり、大声で怒鳴られたりすることが増え、3月の強化合宿の参加も認められなかったと主張したが、両者の言い分が食い違っており、連盟による調査は難航。今後、追加調査の予定はなく、パワハラに当たるかどうかの結論を出さなかった。

植草選手は「選手と指導者がお互いを尊重し合える風通しの良い環境がスポーツには必要だと思う。今回の結果が、その一歩となることを強く望む」とコメント。香川氏は理事会に出席後、取材に応じ、「竹刀で突いたとか故意にやったということはない。信頼関係が崩れてきたのが原因だと思う。私の不徳の致すところ」と語った。

JIJI Press

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