リヤド:3日にリヤドで開幕する世界シニア重量挙げ選手権には、日本を含む世界170ヶ国以上から約2500人の代表選手が出場する。
この14日間のスポーツイベントの開会式は、国際重量挙げ連盟のモハメド・ジャロード会長と参加国連盟の代表者らの主導により、午後7時からリヤドのプリンス・ファイサル・ビン・ファハド・オリンピック・コンプレックスのスポーツ省ホールで行われる。
9月17日まで行われるこの大会は、2024年パリオリンピックの予選である。
40分間の開会式では、国際チームによる芸術的パフォーマンス、国家遺産コーナー、民俗パフォーマンス、ビジュアルショーやアクロバティックショーなどが予定されており、サウジのスポーツチャンネルや世界の多数のチャンネルで放送される。
米国の有名オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」で2位となったオーストリアのアクロバティックチーム「ズーカロー」が、ブラジル、ロシア、ウクライナ、スイスの43人以上のアーティストと共に、世界重量挙げ選手権史上初の芸術的パフォーマンスを披露する。このグループを率いるのは、25年以上の経験を持つブラジルのアーティストでコレオグラファーのPetterssonhoraだ。
主催者は、リヤドが開催地となることが発表された後、1年以上かけて大会の準備を進めてきたという。参加チームの宿泊先として9軒のホテルが選ばれている。
20台のバスが1日16時間運行して、選手らを宿泊先から会場ホールに運ぶ。会場ホールでは選手のために70以上のトレーニングプラットフォームが提供される。
先週になって参加チームが到着し始めた。キルギス代表が最初に到着し、タイとカナダがそれに続いた。
アンチ・ドーピング委員会は毎日検査を実施するほか、ドーピング物質の使用が人間の生活全般、特にアスリートにおよぼす危険性に対する意識向上を目的とした情報誌をトレーニングホールで配布する。
最新の機器・技術を備えたサウジのスポーツチャンネルが大会を中継する。
報道関係者のために、食事エリアや高速インターネットサービスを備えたメディアセンターも用意される。