Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

駐日アラブ外交団、ガザの平和実現を日本に要請

さらに国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)をはじめ、国連の人道支援機関やパートナーに対して無制限の人道支援を要請した。
さらに国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)をはじめ、国連の人道支援機関やパートナーに対して無制限の人道支援を要請した。
Short Url:
03 Nov 2023 08:11:16 GMT9
03 Nov 2023 08:11:16 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京: 駐日アラブ外交団は金曜日、日本に対し、イスラエルによるガザ侵攻への対応を求める声明を発表した。
 
駐日パレスチナ常駐総代表部で行われた会合で、ワリード・シアム・パレスチナ大使が声明を読み上げた。
 
「ガザへの残忍な攻撃を受けて駐日アラブ外交団は、日本と国際社会に対し、イスラエルの即時停戦を求める行動を要請する」
 
シアム大使は、200万人以上のパレスチナ人が生存をかけて日々奮闘していると指摘。死亡者は9000人を超え、そのうち子供3800人以上と女性2400人以上、またジャーナリストが36人、国際機関の職員70人も含まれている。
 
「罪のないパレスチナの一般市民に対する残忍な殺害は、自衛として正当化されることはできず、決してあってはならない」とシアム氏は述べた。「ガザの一般市民に対するイスラエルの無差別攻撃に正当性はない」
 
「日本は、特にG7の議長国かつ2023年は国連安保理の非常任理事国であり、国際社会で独特の位置にいる。緊急にその影響力を行使するよう求める。ガザでの停戦、人道支援、援助の提供を促し、ガザのパレスチナ人に対する強制移住を阻止するよう求める」
 
外交団は、イスラエルによる国際法、国際人権条約の遵守や、ガザで援助を必要とするすべての民間人に必需品やサービスなどへの人道的アクセスを可能にするよう国際社会に求めた。
 
さらに国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)をはじめ、国連の人道支援機関やパートナーに対して無制限の人道支援を要請した。
 
「私たちはパレスチナの民間人や国連職員、人道支援、医療従事者に対するイスラエルの命令、ワディ·ガザ以北のガザ地区内の全地域を避難させ、ガザ南部に移転するよう求めていることの早急な撤回を求める」
 
「民間人は国際人道法の下で保護されており、どこにいたとしても人道支援を受けるべき。私たちは民間人、特に子どもたちの安全、福祉の確保のために適切な措置を取る必要があり、彼らの安全な移動を可能にする必要性をあらためて強調する」
 
外交団は、病院やその他の医療施設を含むすべての民間および人道的施設、ならびにそれらの輸送手段と設備を保護し、すべての人道的および医療関係者、メディア専門家および関連する人々の保護を要求した。
 
「外交団は、イスラエル・パレスチナ紛争に対する公正かつ永続的な解決は、関連する国連決議と国際法に基づく平和的手段によってのみ達成され得ることを再確認する」
 
「駐日アラブ外交団は、ガザにおけるパレスチナ人の苦しみを直ちに軽減するよう求める。この緊急の訴えに留意し、現在の危機を終わらせ、地域の持続可能な平和に向けて努力するために必要なあらゆる行動をとるよう国際社会に要請する」
 
メディアからの質問に対してシアム氏は、パレスチナ人は祖国に滞在する権利があり、ガザを離れないと述べた。大使はイスラエルによるパレスチナ人の強制異動を非難した。
特に人気
オススメ

return to top