
林芳正官房長官は1日の記者会見で、インドネシア次期大統領のプラボウォ国防相が2、3両日に日本を訪問し、岸田文雄首相と会談すると発表した。関係者によると、木原稔防衛相との会談も調整している。
林氏は「基本的な原則や価値を共有し、政治、経済、文化といった幅広い分野で歴史的な関係を有する包括的戦略的パートナーだ」と指摘。「訪日が連携強化の契機となることを期待する」と語った。
プラボウォ氏は3月31日から4月2日の日程で中国を訪問中で、習近平国家主席と会談。プラボウォ氏にとって当選後、初の外国訪問となっている。
中国はインドネシアの高速鉄道建設を請け負ったほか、電気自動車や鉱業分野などにも積極的に投資を進めており、経済的に重要なパートナー。一方で、日本との関係も重視する必要があり、両国を続けて訪問することにしたとみられる。
JIJI Press