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拉致問題「早期解決を」=被害者帰国求め集会―東京

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11 May 2024 08:05:27 GMT9
11 May 2024 08:05:27 GMT9

北朝鮮による拉致被害者の即時一括帰国を求める「国民大集会」が11日、東京都内で開催された。拉致被害者の家族会などが主催で、岸田文雄首相も出席。家族らは「諦めることはできない」と早期解決を訴えた。

横田めぐみさん=拉致当時(13)=の弟で家族会代表の拓也さん(55)は、2月に打ち出した拉致被害者全員の即時一括帰国が実現するならば制裁解除に反対しないという新しい運動方針に言及。「(北朝鮮を)絶対に許すことはできないが、それでも親世代が家族と会うことを優先させるための苦渋の判断で対話路線に軸足を移した」とした上で、「時間的制約のある人道問題だと認識する必要がある」と訴えた。

母早紀江さん(88)は北朝鮮の金正恩総書記にも娘がいるとして、「あなたのお嬢さまが突然どこにいるか分からないようになったらどう思うのか」と問い掛けた。「そこに元気でいる人たちをお帰しください」と求めた。

2002年に帰国した曽我ひとみさん(64)は、一緒に拉致され、消息が分からない母ミヨシさん=同(46)=について「あすは母の日だが、もう46年母にカーネーション1本あげることもできない」と悲痛な思いを語った。

集会には拉致被害者家族や支援者、国会議員ら約800人が出席。被害者全員の即時一括帰国などを求める決議書も採択した。 

時事通信

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