シドニー:オーストラリアのリチャード・マールズ国防大臣は日曜日、オーストラリアと米国との軍事協力の一環として、日本軍がオーストラリア北部に定期的に展開を開始すると発表した。
ワシントンおよびその同盟国において、インド太平洋地域における中国の軍事力増強に対する懸念が高まる中、北部準州の州都ダーウィンにはすでに約2,000人の米海兵隊が1年のうち6ヶ月間駐留している。
「本日、日本の水陸機動団の豪州への定期的な派遣を発表する」と、マールズ氏は、ロイド・オースティン米国防長官および中谷元・防衛大臣とともにダーウィンで行われたテレビ会見で述べた。
「日本と米国が合同でより大規模な訓練を行う機会が増えることは、わが国の防衛にとって本当に素晴らしい機会である」と、マールズ氏は日曜日にスカイニュースの取材に答えた。
ダーウィンは第二次世界大戦中、連合軍の主要基地であったが、日本軍に激しい空襲を受けた。この港湾都市への戦時中の空襲は、オーストラリアの真珠湾攻撃と表現されることもある。
オースティン氏は日曜日、米国がAUKUS協定で定められた能力を提供することに自信があると述べた。この協定により、オーストラリアは米国の原子力潜水艦を購入し、米国と英国と協力して新型の原子力潜水艦を開発することになる。
オースティン氏は、米国国防総省はドナルド・トランプ次期大統領の新政権への「円滑かつ効果的な移行」に焦点を当てていると述べた。
「この地域における同盟関係の強化や、自由で開かれたインド太平洋というビジョンを共有する国々との協力という観点から、この政権が過去4年間で成し遂げたことを私は誇りに思う」とオースティン氏は付け加えた。
日曜日にダーウィンで行われたオーストラリア、米国、日本の3か国による会合は、同盟国3か国による14回目の会合である。
6月にシンガポールで行われた前回の3か国による会合では、各国は東シナ海の安全保障について深刻な懸念を表明し、同海域における「いかなる不安定化や強制的な一方的な行動」にも反対すると述べたが、これは中国を暗に非難するものだった。
インド太平洋地域で軍事力を増強する中国は、9月に大陸間弾道ミサイルの発射実験を珍しく実施し、弾道ミサイルは太平洋に着水した。この実験は、オーストラリアを含む太平洋諸国から懸念が表明された。