
東京:日本政府は土曜日、本州南西沖でさらに強い地震が発生する可能性があると警告したが、大災害に関する根拠のない予測を信じないよう国民に呼びかけた。
当局は金曜日、九州最南端の島沖で発生したマグニチュード 5.5 の地震の震源に近い離島の一部住民を避難させた。
木曜日に発生したこの地震は、立っているのが困難なほど強く、過去2週間で鹿児島県内の島々で発生した1,000回を超える地震の一つで、漫画の予測に基づく「今月、大規模な災害が日本を襲う」という噂を後押ししている。
「現在の科学知識では、地震の正確な発生時刻、場所、規模を予測することは困難だ」と、気象庁地震・津波監視部の江端阿弥太部長は、土曜日に再びマグニチュード5.4の地震が同地域を襲った後、述べた。
「人々は科学的根拠に基づいて理解するようお願いする」と、江端氏は記者会見で述べた。
この漫画は、土曜日に大規模な災害が起こると予測していると解釈する人もおり、一部の旅行者が日本を避ける動きが出ている。噂が広まった香港からの到着客数は、5月に前年同月比11%減となった。
日本は今年、記録的な観光客数を記録しており、4月には月間最多の390万人の旅行者が訪れた。
1999年に初版が発行され、2021年に再刊された漫画「私が見た未来」の作者、 たつき諒氏は、出版社を通じて発表した声明で「私は予言者ではない」と述べた。
日本は世界有数の地震多発地域で、マグニチュード6以上の地震の約5分の1が世界で発生している。
ロイター