
愛知県は28日、中部空港(同県常滑市)で30日に開設する新型コロナウイルスのPCR検査センターを報道陣に公開した。渡航者の検体採取から約3時間で陰性証明書を発行する。空港内に検査ラボを備えたPCRセンターが設置されるのは成田に次いで2カ所目。
学校法人、藤田学園(同県豊明市)が運営する空港診療所に併設されたセンターで1日当たり最大約100件を検査する。事前予約が必要で、証明書発行を含む検査料は3万8500円。センターには検体採取ブースが二つあり、同時に12検体まで判定できる検出機器を2台導入した。年中無休で午前9時から午後5時まで。
中部空港発着の国際線は現在、マニラ、ソウル、台北の3都市を結ぶ週計7便が運航されており、来月からはシンガポール便も再開する。出国前の陰性証明が必要になるケースもあり、渡航者の利便性向上を図る。
JIJI Press