アラブニュース・ジャパン
東京–今日2月18日に、政府が発表した報告書によると、国際原子力機関(IAEA)関係者および国際専門家は、東京電力福島第一原発におけるALPS処理水の安全性に関するレビューを行い、2月14 日から18日に、関係省庁と会合を開いた、という。
ALPS処理水とは、ALPS(多核種除去整備)等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水のことである。
また、この調査チームは、ALPS処理水を扱う経済産業省と意見交換をし、放出されるALPS処理水の性状、放出プロセスの安全性、人および環境の保護に関する放射線影響の日本の評価の技術的な確認を行った。
経済環境省によると、この調査結果は、4月にIAEAから公表される予定である。特に、東京電力が昨年11月に公表したALPS処理水の海洋放出に関係する人および環境への放射線影響評価(RIA)報告書については、評価の範囲や参照する文献等について確認した。
経済産業省によると、2月15日には、東京電力が測定・確認用設備からALPS処理水のサンプルを採取するのをIAEA関係者が立ち会った。今後、IAEAの研究所においても、放射性物質の濃度分析を行い、IAEと政府は引き続き、実施内容の詳細について調査する、と経済産業省は発表した。