
東京:UAEの産業・先端技術大臣兼日本担当特使のスルターン・アル・ジャーベル氏が、金曜、東京で岸田文雄首相と会談した。
COP28次期会長でもあるアル・ジャーベル特使は、札幌で開催される気候、エネルギー、環境に関するG7閣僚会議参加のため日本を訪問している。
気候会議は11月下旬から12月上旬にドバイで開催される。アル・ジャーベル特使は岸田首相にCOP28の招待状を手渡した。
これに対し、岸田首相は、日本はCOP28会議に最大限の貢献をすべく全力を尽くし、G7広島サミットでも議論をリードすると述べた。
岸田首相は、UAEの日本への原油の安定供給と、長年にわたる上流開発への日本企業の参加への配慮に感謝の意を表明した。両首脳は、国際石油市場の安定化に向けた日本とUAEの協力を確認し、脱炭素化を達成するためには、実用的なエネルギー移行と気候行動をさらに促進することが不可欠であることに同意した。
岸田は、シェイク・ハーリド・ビン・ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下がアブダビの皇太子に任命されたことに祝意を表明し、日本はUAEとの戦略的パートナーシップを非常に重視していると述べた。
これに対し、アル・ジャーベル氏は日本との二国間関係強化への期待を改めて表明した。
今回の会談の日本側出席者には、内閣外務審議官、外務省中東アフリカ局長、グローバル問題審議官、資源エネルギー庁の資源・燃料部長等が含まれる。
アラブ首長国連邦のシハブ・アフメド・ムハンマド・アブドゥルラフマイム・アルファヒーム大使も出席した。
金曜、この会談に先立ちアル・ジャーベル特使は林芳正外務大臣と会談し、林大臣はアル・ジャーベル特使 がCOP28次期会長に任命されたことに祝意を伝えた。