
カイロ:10月7日、国際社会に対しイスラエルがパレスチナの人々への攻撃と挑発行為を止めるよう求める声が上がった。
エジプトのサーミフ・シュクリー外相は国連安保理に対し、「責任を果たし」て「パレスチナ人の権利を守るための措置を実行する」ように求めた。
エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は暴力の「悪循環」について警告した。
エジプト大統領府によると、エルシーシ大統領はフランスのエマニュエル・マクロン大統領から電話を受け、両者は「ガザ地区におけるパレスチナ・イスラエルの衝突の深刻化を阻止するための取り組みを調整する」ことについて話し合った。
エルシーシ氏の報道官は、大統領が「事態が深刻化してさらなる暴力を招き、ガザ地区での人道状況が悪化し、地域の安定と安全を脅かす緊張の悪循環が生じる危険について警告した」と述べた。
エジプト外務省は、「パレスチナとイスラエルの両者が最大の自制を働かせる」よう求めていた。
シュクリー外相は「国際主体」を結集して「即時に介入する」ためにロシア、トルコ、ドイツ、フランス、スペインの外相を含む様々な相手と電話で会談した。
ヨルダンのアイマン・サファディ外相との電話会談で、両者は「進行する危険な事態の悪化に関して強い懸念を表明した」
個別に出した声明の中で、サファディ外相はとりわけ「ヨルダン川西岸地区の都市と地域でイスラエルがパレスチナ人に対して行ってきた攻撃と侵害行為に照らして考えた場合」の状況の「不安定さ」について警鐘を鳴らした。
シュクリー外相はUAEのシェイク・アブダッラー・ビン・ザーイド外相とも電話で会談し、「現在の状況の深刻さと安全上の状況が制御不能に陥ることを阻止するためのあらゆる努力をすることの必要性」について議論した。
EUの外交政策を担当するジョセップ・ボレル氏との電話では、シュクリー氏は「暴力の連鎖を止めてすべての当事者が自制を働かせることの重要性」を強調した。
エジプト外務省の声明によると、シュクリー外相とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は8日に開かれる国連安保理の緊急会合の前に「暴力の連鎖を即時停止させることの必要性」を強調した。
エジプト政府は国際社会に対し「イスラエルがパレスチナ人への攻撃と挑発行為を止めて、占領国としての責任に関して国際人道法の原理を遵守するよう要請する」ことを呼びかけた。
トルコ外務省関係者によると、トルコのハカン・フィダン外相はカタール、サウジアラビア、エジプト、パレスチナ、イランの外相と電話で協議し、イスラエル軍とパレスチナ人の衝突について話し合った。
先にトルコ外務省は、トルコ政府はすべての関係者と緊密に連絡し、事態の鎮静化を支援する準備ができていると述べていた。
AFP