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ICRC事務局長、休戦協定破棄でガザ地区に「悪夢」が戻ってきたと語る

COP28国連気候サミットでAP通信の取材に応じる赤十字国際委員会のロバート・マルディーニ事務局長(2023年12月1日金曜日、アラブ首長国連邦ドバイ)。(AP)
COP28国連気候サミットでAP通信の取材に応じる赤十字国際委員会のロバート・マルディーニ事務局長(2023年12月1日金曜日、アラブ首長国連邦ドバイ)。(AP)
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03 Dec 2023 02:12:07 GMT9
03 Dec 2023 02:12:07 GMT9

イスラエル軍がガザから発射されたロケット弾を迎撃したと発表した直後、戦闘が再開された。ガザからのロケット弾は、11月24日の停戦開始数分後に発射されたミサイル以来初めてである。

ドバイ:赤十字の事務局長は、1週間の停戦後、ガザでの戦闘が再開されたことによりパレスチナ自治区に「悪夢のような状況」が戻ってきたと発言した。

第28回気候変動枠組条約締約国会議(COP28)の際にドバイで演説したロバート・マルディーニ事務局長は「人々は限界に達し、病院も限界に達し、ガザ地区全体が非常に不安定な状態にある」と述べた。

赤十字国際委員会のマルディーニ事務局長は、戦闘の再開はガザの人々を「停戦前の悪夢のような状況に逆戻りさせる」と述べた。

同事務局長は「苦しみ、破壊、恐怖、不安、不安定な生活状況」を指摘した。

イスラエル軍によると、1日には戦闘機がガザのハマスの標的を攻撃しており、報道陣は領土の北部と南部での空爆を報道した。

イスラエル軍がガザから発射されたロケット弾を迎撃したと発表した直後、戦闘が再開された。ガザからのロケット弾は、11月24日の停戦開始数分後のミサイル発射以来初めてである。

マルディーニ事務局長は「市民にとって安全な場所はどこにもない」と述べ、病院や人道支援組織が直面している課題を強調した。

「私たちのチームが活動している病院では、ここ数日、何百人もの重傷者が到着している」「重傷者の流入は、病院が負傷者を受け入れて治療する能力を上回っており、大きな課題となっている」と同事務局長は述べた。

7日間の停戦中、カタールの仲介およびエジプトとアメリカの支援により、イスラエル人の人質80名とパレスチナ人の囚人240名が解放された。ICRCの車両が人質と囚人を運び出した。

「解放には一定の条件を満たす必要があるため、解放は停戦時にしか行われていないことを我々は確認している」「我々はICRCとして、解放を促進するための準備はできている」とマルディーニ事務局長は述べた。

戦闘の再開は、人口の約80%が避難し、食料、水、その他の必需品の不足に悩まされているガザへの援助を脅かすものでもある。

「敵対的な行為が再開されれば、ガザに入る援助も減る可能性がある」「さらに重要なことは、パレスチナ赤新月社、ICRCや国連機関などの人道支援機関が人々に援助を届ける能力が低下するということだ」「人々でさえ、援助を受けられる場所へ移動する能力が低下するだろう」と同事務局長は述べた。

AFP

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