
日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の逃亡先のレバノンを訪れていた義家弘介法務副大臣が3日帰国し、法務省で記者会見した。レバノン政府要人との間で「本件の解決が両国にとって極めて重要な課題であるとの認識は完全に一致した」と強調。事務レベルで調整を進めることで合意したことも明らかにした。
義家氏は「ゴーン被告が日本で裁判を受けることは当然だと伝え、理解を得ることができた」とも語った。日本政府が求めるゴーン被告の身柄引き渡しに関しては「個別事件の捜査・公判に関わる」として説明を避けた。
義家氏は2日にレバノンの首都ベイルートでアウン大統領らと会談した。
時事通信社