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ヨルダン国王、UNRWAへの資金拠出の継続を国際社会に要請

ヨルダンのアブドッラー2世国王(資料/AFP)
ヨルダンのアブドッラー2世国王(資料/AFP)
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30 Jan 2024 05:01:13 GMT9
30 Jan 2024 05:01:13 GMT9
  • ヨルダンは、UNRWAに登録されたパレスチナ難民220万人以上を受け入れている

アラブニュース

ロンドン:ヨルダンのアブドッラー2世国王は、29日にアントニオ・グテーレス国連事務総長との電話会談において、国際社会が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への支援を継続することの必要性を強調した。

オーストリア、オーストラリア、カナダ、フィンランド、ドイツ、イタリア、日本、イギリスといった国々は、米国に続いて同機関への資金拠出を停止した。

この資金拠出の停止は、UNRWAの職員数名が10月7日のハマスの攻撃に関与したというイスラエルの主張を受けてのもの。

アブドッラー国王は、深刻な人道危機に直面するガザの200万人以上のパレスチナ人を支援するため、継続的援助が緊急に必要だと強調したと、ヨルダン通信が伝えた。

国王は、ガザで即時停戦を実現することの緊急性と、イスラエルが国際法と人道的規範に従うことの重要性について語った。

国王は、ガザのパレスチナ人が居住地へ帰還するのを促進することの意義を強調し、地域の人道援助と医療支援の提供において国連の各機関が果たす重大な貢献について認めた。

また、ヨルダン川西岸地区における入植者の暴力激化と、エルサレムのイスラム教およびキリスト教の聖地での侵害行為について懸念を表明した。

ヨルダンはUNRWAに登録されたパレスチナ難民220万人以上を受け入れており、UNRWAは国連の任務に従って、重要な援助活動を行っている。

占領下のパレスチナ領土に関する国連の特別報告者を務めるフランチェスカ・アルバネーゼ氏は、資金拠出を停止する決定は、ガザで効果的な援助を提供せよという国際司法裁判所(ICJ)の命令を「公然と無視する」もので、国際的ジェノサイド条約への違反となり得ると述べた。

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