
ドバイ:紛争調停者となっているカタールは19日、イスラエルのネタニヤフ首相が湾岸諸国に対し、ハマスに圧力をかけてイスラエル人の人質を解放するよう求めたとする発言を批判し、ガザ紛争を長引かせる新たな試みだと評した。
カタールのシェイク・ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アル・サーニ首相は週末、ガザにおけるイスラエルとハマス間の紛争に対する停戦交渉のパターンは、ここ数日「あまり期待できない」状態だと述べた。
「イスラエル首相は最近、カタールに対し、ハマスに圧力をかけて(イスラエルの)人質を解放するよう求めているが、これは誰の目にも明らかな理由で戦争を遅らせ、長引かせようとする新たな試み以外の何ものでもない」と、カタール外務省のマジェド・アル・アンサリ報道官はソーシャルメディアプラットフォームのXに投稿した。
カタールの声明が、ネタニヤフ首相のどんな発言に言及しているのかは不明である。
外相でもあるシェイク・ムハンマド氏は17日に、会談の詳細は言えないが、過去の合意と同様に、ガザにおける人道上の条件と、イスラエルの人質と交換して解放されるパレスチナ人の数という2つの要素が含まれると述べた。
ロイター