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フーシ派指導者、イラク・フーシ初のイスラエル攻撃を主張

フーシ派は、イスラエルにガザでの戦争を終結させるため、イスラエルの関係船やイスラエルに向かう船を標的にした作戦に限定していると主張している。(AFP/ファイル)
フーシ派は、イスラエルにガザでの戦争を終結させるため、イスラエルの関係船やイスラエルに向かう船を標的にした作戦に限定していると主張している。(AFP/ファイル)
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07 Jun 2024 12:06:05 GMT9
07 Jun 2024 12:06:05 GMT9
  • アブドル・マリク・アル・フーシ師は、『本日明け方、わが軍部は、ハイファ港に向けた重要な作戦を実施することで、イラクのイスラム抵抗勢力との協調作戦を開始した』と述べた。
  • また、過去30日間に紅海、アラビア海、インド洋、地中海の船舶に対する38回の作戦で、91発の弾道ミサイルと無人機を発射したと付け加えた。

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー(イエメン): イエメンのフーシ派指導者アブドル・マリク・アル・フーシ師は、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区を攻撃したことへの報復として、イラクのイスラム抵抗勢力の支援を受けて、同派が木曜日の朝、イスラエルに対する最初の攻撃を開始したと述べた。

アル・フーシ師はテレビ演説で、「本日明け方、わが軍はイラクのイスラム抵抗組織と連携し、ハイファ港に向けた重要な作戦を開始した」と述べた。

また、過去30日間に紅海、アラビア海、インド洋、地中海の船舶に対して38回の作戦を行い、91発の弾道ミサイルと無人機を発射したと付け加えた。

フーシ派は、自軍がレーダーを回避してイスラエルまで届く長距離弾道ミサイルを開発したと主張し、米空母アイゼンハワーに向けて弾道ミサイル7発と無人機4機を発射し、さらなる攻撃を避けるために紅海の北に再配置させたと述べた。

フーシ派の指導者の演説は、同民兵組織の軍事報道官であるヤヒヤ・サレア氏が、ガザ南部のラファにおけるイスラエルの軍事作戦に対抗して、イラクのイスラム抵抗勢力とともに、イスラエルのハイファ港の船舶に対して2回の無人機攻撃を行ったと発表した直後に行われた。

「イエメン武装勢力は、イラク・イスラム抵抗勢力と協調して2回の軍事作戦を実施した。最初の攻撃は、ハイファの港で軍事装備を積んだ2隻の船を標的にした」とサレア氏は言い、2回目の攻撃は、同じイスラエルの港への航行制限を破った船を標的にしたと付け加えた。

フーシ派は11月に始まった国際航路の船舶に対する作戦の間、1隻の商業船を拿捕し、もう1隻を沈没させ、紅海、バブ・エル・マンデブ海峡、アデン湾、インド洋、地中海で130隻以上の船舶に数百機の無人機と弾道ミサイルを発射したと主張している。

フーシ派は、彼らの作戦はイスラエルにガザでの戦争をやめさせるために、イスラエルに関係する船やイスラエルに航行する船を標的にすることに限定されていると主張している。

水曜日、サレア氏は紅海とアラビア海で3隻の船を標的にしたと主張したが、いつ攻撃されたかは明らかにしなかった。

ミサイルとドローンによる攻撃は、紅海ではロザとヴァンテージ・ドリーム、アラビア海ではマースク・セレター(米国所有)を攻撃したという。

船舶追跡アプリMarine Trafficは、ロザ号をインドからスエズ運河に向かうリベリア船籍のばら積み船と特定した。

同船舶追跡アプリによると、ヴァンテージ・ドリーム号はインドからスエズ運河に向かうリベリア船籍のばら積み船で、マースク・セレター号は米国船籍のコンテナ船で、水曜日にオマーンのサララーを出港し、未確認の場所に向かった。

一方、イエメンのモアマール・アル・エリヤニ情報大臣は、国際社会に対し、負傷したイエメン人ジャーナリストに治療を受けさせるようフーシ派に圧力をかけるよう緊急の嘆願を行った。

同大臣によると、先月初めにフーシ派に銃撃されたイエメン・ジャーナリスト・シンジケートのモハメド・シュバイタ事務局長は、サヌアの病院に収容されている。彼の健康状態は悪化しており、フーシ派は適切な投薬を拒否している。

「負傷と腸破裂による合併症のため、彼は劣悪な状況にある。彼はまた、面会を拒否し続け、少数の人々にしか面会を許可していない結果、ひどい心理状態にある」と大臣はXで述べた。

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