



パレスチナ自治区、ガザ地区: ハマスが運営するガザの民間防衛機関は日曜日、イスラエル軍が「テロリスト」を標的にしたと発表した戦争避難民を保護する学校への攻撃で15人が死亡したと発表した。
ガザ中心部のヌセイラット・キャンプにある国連運営のアブ・アラバン校への攻撃は、この8日間で5回目となる。
アブ・アラバンの学校には「何千人もの避難民」が住んでいたと、民間防衛局のスポークスマン、マフムード・バサル氏はAFPに語った。
ヌセイラットの学校は、イスラエルが10月7日のイスラエル攻撃で戦争を引き起こしたハマス・パレスチナ武装勢力に対する攻撃を続けているため、先の2回の学校攻撃の標的となった。
イスラエル軍は、空軍が「ヌセイラットにあるUNRWAのアブ・アラバン校舎周辺で活動していた多数のテロリストを攻撃した」と発表した。
この建物は「隠れ家」であり、イスラエル軍への「攻撃」の拠点となっていたという。
AFPTVの映像では、3階建ての複合施設が立ち並び、手すり越しに衣類や布団が干してあるのが見えた。国連のロゴのある壁は吹き飛ばされ、中の部屋は破損していた。
7月6日には、イスラエル航空機がヌセイラットにある同じく国連パレスチナ難民救済機関(UNRWA)が運営するアル・ジャウニ学校を攻撃した。UNRWAによると、当時そこには約2000人が避難していたという。
翌日、民間防衛局によれば、同領土北部のガザ・シティにある教会が運営する聖家族学校が攻撃され、4人が死亡した。
月曜日、イスラエルはまたもヌセイラット学校を攻撃し、”テロリスト “を標的にしたと述べた。
翌日、病院関係者によれば、ガザ南部のハーン・ユーニス地区にあるアル・アウダ学校の入り口が攻撃され、少なくとも29人が死亡したという。
イスラエルは、ハマスが学校、病院、その他の公共インフラを軍事目的に使用していると述べている。ハマス側はこの非難を否定している。
フランスとドイツは水曜日、学校攻撃についての調査を求めた。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のジュリエット・トーマ報道官は、アル=ジョウニへの攻撃後、AFP通信に「戦争が始まったとき、私たちは学校を閉鎖し、避難所にした」と語った。
UNRWAはガザにおける主要な救援機関だが、10月7日のハマス攻撃への軍事的対応で、半数以上の190の施設が攻撃された。
AFP