ロンドン:イスラエル国防軍は、ヨルダン川西岸地区の建物からパレスチナ人3人の遺体を投げ捨てる兵士たちの姿を捉えたと見られるビデオを「検証中」であることを確認した。
現場に居合わせたAP通信の記者と入手したビデオ映像によると、兵士たちは3人の男性を殺害した後、カバティアの建物の屋上から突き落としたとされる。
「これは深刻な事件であり、イスラエル国防軍の価値観や兵士に期待されるものとは一致しない」と、同組織は声明で述べた。
正式な調査はまだ開始されていない。
この事件は、カバティアに対する10時間にわたる軍事攻撃の後に発生した。イスラエル軍は、装甲車で町を猛スピードで走り抜け、歩行者をはねたと言われている。
The BBC runs a report on Israeli soldiers pushing Palestinian bodies off the roof of a building & the presenter then remarks that the footage is an example of the many fronts Israel is fighting on
— Saul Staniforth (@SaulStaniforth) September 20, 2024
No, its an example of the IDF committing war crimes. pic.twitter.com/9GHtbNNXXh
イスラエルは、この攻撃で自国の軍が4人の武装勢力を殺害したと主張している。しかし、ラマッラーのパレスチナ保健省は、確認された死者は1人だけで、10人が入院していると報告している。
これは、イスラエル軍による一連の違反行為の最新のもので、人権団体はパレスチナ人に対する過剰な武力行使に懸念を表明している。
ビデオには、兵士たちが地面に立ち、建物の屋根から身を乗り出して死体を突き落とす様子が映っている。別の場面では、兵士が死体の手足をつかんで建物の外側に振り回し、3番目の場面では死体が建物の外側に落とされる前に蹴られている。
木曜日の襲撃時にAP通信が撮影した写真には、死体が落とされた建物の近くにイスラエル軍のブルドーザーが写っている。現場にいた他のジャーナリストも、死体が突き落とされるのを目撃した。
死者の身元や死因はすぐに判明しなかった。
空爆を目撃したAP通信の記者は、目隠しをされ、上半身裸のパレスチナ人男性がイスラエル軍のジープと武装した兵士たちの前にひざまずいているのを目撃したと述べた。