
テヘラン:マスード・ペゼシュキアン大統領は日曜日、イランはイスラエルとの戦争を望んではいないが、今週イラン軍事施設に対する攻撃に対して「適切な対応」を行う用意があると述べた。
「我々は戦争を望んではいないが、我々の民族と国の権利は守る」とペゼシュキアンは閣議で述べ、さらに「イランはシオニスト政権の侵略に対して適切な対応をする」と付け加えた。
土曜日、イスラエルは10月1日のテヘランによるイスラエル攻撃への報復として、イランの軍事施設への空爆を行った。この攻撃は、イランが支援する武装勢力の指導者と革命防衛隊司令官の殺害に対する報復であった。
イスラエルはテヘランに報復しないよう警告している。
ペゼシュキアン氏は、地域における緊張の高まりをイスラエルの「侵略」と、テヘランが承認していない米国の同国への支援のせいだと非難した。
「シオニスト政権の侵略と犯罪が続けば、緊張は広がるだろう」とイラン大統領は述べた。
ペゼシュキアン氏はさらに、「米国は自制の見返りとして戦争を終わらせると約束したが、約束を守らなかった」と付け加えた。
イランは、昨年10月7日にテヘランが支援するパレスチナ武装組織ハマスがイスラエルに対して行った攻撃をきっかけに始まったガザ地区での戦争の終結を求めている。
また、イランはレバノンのヒズボラなど、この地域の他の武装グループも支援している。ヒズボラは、1年間にわたって低強度の戦闘を繰り返してきた後、この1か月間はイスラエル軍と全面戦争を繰り広げている。
AFP