
カイロ:レバノンは、故イスラム教指導者ユセフ・アル=カラダウィ氏の息子をアラブ首長国連邦(UAE)に送還する方針を固めた。火曜日に暫定内閣が承認したことを、レバノンの首相府が発表した。
エジプト系トルコ人の詩人であるアブドル・ラフマン・アル=カルダウィ氏は、シリアから帰国した12月28日にレバノンで拘束されたと、同氏の弁護士であるモハメド・サブルー氏と人権団体アムネスティ・インターナショナルが発表した。
ユセフ氏は、2016年にさかのぼるエジプトの裁判所による彼に対する判決を根拠に、レバノン当局に身柄を拘束された。
逮捕は、2016年の判決に基づき、偽ニュースの拡散の罪でユセフ氏を3年間収監するよう求めたアラブ内相評議会によるインターポール通知に基づいて行われた。
アラブ首長国連邦とエジプトの両国が、彼の身柄引き渡しを要請している。
カラダウィ氏の弁護士は水曜日の朝に緊急の申し立てを行い、彼の身柄引き渡しを阻止するつもりだと述べたが、それまでに依頼人が国外に移送される可能性を懸念している。
ロイター