
ロンドン:パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース議長は、中国の習近平国家主席がパレスチナ人をガザ地区から移住させる計画を拒否したことに感謝した。
木曜日に中国の指導者に宛てた手紙の中で、アッバース議長は、国際社会が中東での暴力を止め、パレスチナ問題の公正な解決に到達するよう北京が呼びかけたことを称賛した。
ワファ通信によると、アッバース議長は、「パレスチナ自治政府は、パレスチナとアラブがガザでの停戦を強固にする。ヨルダン川西岸地区の都市とキャンプに対する現在のイスラエルの侵略を止める。ガザの再建を加速させる。ヨルダン川西岸地区と再接続する。2国家解決策の実施に向けて動き、イスラエルの占領を終わらせる。東エルサレムを首都とする地理的に統合された独立国家を具現化し、安全、平和、安定の中で地域のすべての人々と共に暮らせるようにする努力」などの点に対する中国の支持を確信していると述べた。
ドナルド・トランプ米大統領は2月上旬以来、米国がガザを占領し、パレスチナ住民をガザからエジプトやヨルダンを含む他国に移転させるべきだと繰り返し主張してきた。
パレスチナ自治政府は、イスラエル政府と入植者指導者たちが歓迎するトランプ大統領の計画を、民族浄化だとしている。アラブ諸国や、フランスを含む一部のヨーロッパ諸国も、アメリカの案を非難し、住民を移住させることなくガザを再建することを求めた。