
バグダッド:ヒズボラ指導者ハッサン・ナスララ師の葬儀を前に航空各社が増便したため、バグダッドからベイルートへのフライトはほぼ満席となっている。
親イラン派は、9月のイスラエルによる空爆で死亡したナスララ師が日曜日にレバノンの首都で安置される際、多くの参列者を集めるよう呼びかけている。
「イラク航空は、2月20日からベイルート便を1日1便から2便に増便する」と運輸省のメイサム・アル=サフィ報道官は、葬儀を前に需要が高まっていることを理由に述べた。
イラクの航空会社関係者はAFPに対し、「バグダッド発ベイルート行きのイラク航空便は全席予約済み」と語った。
レバノンのミドル・イースト航空(MEA)の関係者は、バグダッド-ベイルート間のフライトが金曜日から火曜日にかけて増便したと報告した。
各航空会社のウェブサイトを見ると、イラク航空のフライトは日曜日まで満席で、MEAはほぼ完売している。
イラク政府関係者によれば、イラクの議員や政府関係者はナスララ師の葬儀に個人的に参列する予定だという。
テヘラン主導の「抵抗の枢軸」におけるヒズボラの長年の盟友である親イランのイラク派閥の代表も参加する予定である。
葬儀の間、ベイルート空港は4時間閉鎖される。
ヒズボラは、79カ国が公式に、あるいは「民衆の」支援を通じて、この記念式典に参加するだろうと述べている。
日曜日の葬儀では、ナスララ師の後継者に選ばれていたヒズボラ幹部、ハシェム・サフィエディン氏(10月にイスラエルの空爆で死亡)も追悼される。
かつて無敵と見られていたヒズボラを数十年にわたって率いてきたカリスマ、ナスララ師の殺害は、レバノンとより広い地域に衝撃を与えた。
ナスララ師の死後、バグダッドやシーア派が多数を占めるレバノンの他の地域では、ナスララ師の肖像画が単独で、あるいは殺された他の親イラン派司令官とともに飾られている。
20日午後には、バグダッド北西部のカディミヤ地区でナスララ師の「象徴的な」行進が行われる。
AFP