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レバノンのデモ参加者が中央銀行で怒りを爆発させ、治安部隊と衝突

29 Oct 2019
2019年10月28日の月曜日に、レバノンのベイルートで反政府デモ参加者の手によって発火したゴミ容器を撤去する陸軍の装甲兵員輸送車。(AFP通信)
2019年10月28日の月曜日に、レバノンのベイルートで反政府デモ参加者の手によって発火したゴミ容器を撤去する陸軍の装甲兵員輸送車。(AFP通信)
Updated 29 Oct 2019
29 Oct 2019
  • 活動家グループが、総裁の辞任を求め、中央銀行とレバノン全域の支店にデモ行進を行った。

Najia Houssari 著

ベイルート:レバノンでの抗議行動は12日目に突入し、ベイルートの幹線道路および首都と各地域を結ぶルートを封鎖しているデモ隊と治安部隊が衝突する事態となった。

当局は、政治的変化への圧力の維持を目指してデモ参加者が封鎖した主要高速道路の通行再開を試み、市内の至る所で一触即発の状況となった。

活動家グループは、リアド・サラメ中央銀行総裁の辞任を求めて、中央銀行ならびにレバノン全域の支店にデモ行進を行った。活動家グループは、同総裁に国家財政難の責任があるとしている。

月曜日にレバノンの銀行協会は、火曜日も銀行の閉鎖を続けることを決定し、これで同国金融史において最長の銀行閉鎖期間を記録することとなった。

しかし、同協会は特別会合の後、「治安部隊を含む公務員の給与を支払う」コミットメントを強調し、中央銀行は「この目的において必要な流動性を確保するために、業務を行ってきた」と付け加えた。

抗議行動者に同情的な弁護士グループは、ベイルートの 裁判所の外で座り込みを行った。ミシェル・アウン大統領派の議会連合の議員は、自らの銀行口座に関する秘密保持を解除することを発表した。 

抗議行動者は、腐敗を理由に議会連合の長であるジブラーン・バシール外務大臣を非難してきており、他者に加え同大臣の退陣も求めている。

レバノン議会のメンバーであるエディー・マーロフ氏は、次のように語った:「銀行の秘密保持を解除する決定には、大臣、議員、自由愛国運動の指導者代理の女性2名が含まれており、公証人役場で文書に署名を行って、レバノンおよび国外にある彼らの銀行口座に関する秘密保持を解除します。」

「このステップは、腐敗防止法の採択に漕ぎつけ、偽情報、中傷、虚偽が当たり前の風潮に代わるものとして、腐敗した役人が説明責任を果たし、人々の前で真実を明らかにするという、自由愛国運動によるイニシアチブの始まりとなります。」

先に発表した改革パッケージの実施に真剣であることを証明しようとする当局側の試みの中で、月曜日にレバノンのサード・ハリーリー首相は、大赦法案を検討する閣僚理事会会合の議長を務めた。

ナビーフ・ベッリ国会議長との会談を受け、アウン派議会連合の代表団は、「腐敗防止、 説明責任、奪われた富の回復に関する、以前提出された法案を採択する必要性」を繰り返した。 

同議会連合のイブラヒム・カナーン幹事長は、ベッリ議長が「遅滞なく取り組みを始動させ、議会委員会にすべての提案および2020年予算案の検討開始を求める」であろうと話した。

市民組織のベテラン活動家であるアフィファ・アル・サイードさんは、アラブニュースに次のように話した:「デモに参加している若者たちは、特に自分たちの要求に対する迅速な反応が得られず、さらに彼らの運動が組織化されていないことで、疲弊しています。」

「月曜日に治安部隊は、サイダにおいて力ずくで道路封鎖を解きました。デモ参加者たちは、状況が沈静化してきていると感じ始めています。私たちが諦めて路上を去ることになれば、彼らはさらにデモの解体に取り組むでしょう。」

「これは若者の革命であり大義であり、彼らに命令することはできません。彼らは、次に何をすべきか、指示されることを拒否すらしています。このような状態が続けば、大混乱につながる可能性があり、そうなると当局は不安になるので、私たちにとって有利です」と、彼女は付け加えた。

「その一方で、革命の戦略やアイデアを構築し、現場で抗議を行う他のグループへの連絡を試み、信頼できる名前を示して、その名前で抗議をさせるグループも存在します。しかし、その時までが若者の革命であり、その後は彼らが何を望むかを決定します。」

首都ベイルートの中心にある封鎖された道路でヨガに興じるレバノン反政府デモ参加者。(AFP通信)

別の活動家であるランダ・アル・ヤセルさんは、アラブニュースに次のように伝えた:「新たな抗議の方法を探るべく、多くの話し合いが行われるようになっています。特に人々は疲労を感じ始めているので、路上での抗議活動は別の活動に形を変える可能性があります。」 

「デモ参加者に彼らが気に入らないことを伝えると、私にその場所から離れるよう求めてきます。彼らは、自分の親でさえもすべきことを指示できないと言います。中には、ソーシャルメディアでやり取りを行って、自分たちの正体を明らかにすることを拒否しているグループも存在します。当局や治安部隊に逮捕される恐れがあり、そうなると抗議行動の終わりとなる可能性があるので、それは彼らの権利です。」 

「抗議が行われる広場も攻撃されています。夜になると人がやって来て、私たちが自分のお金で購入した椅子やテーブルを盗んでいきます。ある女性は、路上にいる人々に飲料水やサンドイッチを提供していましたが、後にその飲料水やサンドイッチを1ドルで販売している人たちがいました」と、アル・ヤセルさんは付け加えた。

「この運動が失敗に終わるとは言えません。若者は私たちを驚かせています。彼らはやる気を見せています。ただ、午後と夜だけですが。」

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