
ベイルート:シリアで、武装した襲撃犯により少なくとも15人が殺害された。そのほとんどはバスで移動中の政府軍兵士であったが、このような路上奇襲は最近これで2度目であると、戦争監視団の職員は月曜日に述べた。
英国に拠点を置くシリア人権監視団は、先に報告した死者数を更新し、日曜夜の奇襲で8人の兵士、4人の同盟軍戦闘員、3人の民間人が殺害されたと発表した。
これまでのところ犯行声明は出ていないが、犯行はIS(イスラミックステート)によるものだと監視団職員はいう。
ハマー県ワディアルアジブ地区でも、車や石油タンカーが襲撃されて15人が負傷した。シリアの国営SANA通信は、「テロリストの攻撃」により9人が殺害され、そのすべてが民間人であったと報じた。
先週にはISグループが、12月30日にシリア東部のデリゾール県でバスを待ち伏せし、少なくとも37人の兵士を殺害したと声明を出している。
同過激派集団は、2014年にシリアとイラクの大部分を制圧し、その地で国境を跨いだ「カリフ統治」を宣言したが、その後、両国における度重なる攻撃により領土を奪われた。
ISは、シリアでは2019年3月に制圧されたが、潜伏工作員が引き続き攻撃を仕掛けている。2011年にシリアで内戦が勃発して以来、38万7000人以上が殺害され、数百万人が住む場所を追われている。
AFP