
チュニス:チュニジア中央部の険しい地域で2月3日に4人の兵士が殺害されたことについて、ダーイッシュの集団が責任を主張しているとSITEインテリジェンス・グループが報じた。
過激派グループを監視する米国の組織は木曜日の午後、兵士はムギラ山の近くで戦闘員が起こした3回の爆発で死亡し、さらに「スパイ」とされた1人がダーイッシュによって斬首されたと述べた。
国防省は同日、「ムギラ山で、テロリストを捜索する作戦を遂行することを任務としていた軍の部隊の兵士が地雷によって殺害された」として、犠牲者を発表した。
アルジェリアとの国境近くにあるムギラ山は、過激派の隠れ家とされるチャアンビ山に隣接している。
ヒチェム・メヒチ首相は、今回の事件について「テロと戦い、およびテロを根絶するための我々の努力を止めることはないだろう」と述べた。
ダーイッシュはまた、デジタル新聞「アル・ナバ」の中で、武装勢力が12月20日、同じくチュニジア中部のカセリーン地方にあるセルーム山の近くで、軍のスパイを処刑したと述べている。
当局によると、被害者はオクバ・アルディビという20歳の男性で、襲撃時は羊飼いをしていたと地元ラジオで確認されたという。
チュニジアでは、2011年の革命でベテランのジーン・エル・アビジン・ベン・アリ大統領が更迭されて以来、イスラム過激派が急増している。
それ以来、治安部隊のメンバー数十人が過激派による攻撃で殺害されている。
軍は2012年からカセリーン地域で過激派と戦っている。
チュニジア中央部の山間部は、イスラム・マグレブの過激派組織アルカイダの現地支部の隠れ家でもある。
AFP通信