• またヤーン・クビシュ (Jan Kubis) は、リビアへの初めての訪問中、臨時指導層と面会し、政治工程表の実施の進展について議論した

エフレム・コサイフィ (Ephrem Kossaify)

ニューヨーク : 国家は、12 月 24 日の国民選挙に向け準備を行っており、敵対リビア派閥を統一するための取り組みの一環として、ヤーン・クビシュ国連リビア特使は金曜日、東部に拠点を置くリビア国民軍 (LNA) 軍司令官、ハリファ・ハフタル元帥とベンガジで面会した。

ハフタルとクビシュは、リビアのあらゆる関係者が、計画通り確実に選挙を進めるよう取り組むことが重要である、ということに同意した、と国連リビア支援ミッションで発表された。また彼らは、同国における停戦協定の実施を加速するための方法、およびベンガジの位置する西部とトリポリをつなぐ海岸沿いの重要な道路を再開通させることについても議論した。

2015 年以来、リビアは 2 つの敵対権力に分断されている。国家西部の国民合意政府 (GNA) とLNA の支援を受ける東部の代議院 (House of Representatives) の 2 つである。

木曜日、クビシュと彼の一団はトリポリを訪問し、リビア臨時大統領評議会 (Libyan Presidential Council) の 3 人のうちの 2 人、ムハメド・アルメンフィ (Mohamed Almenfi) 大統領代理およびアブドゥラ・エル＝ラフィ (Abdullah El-Lafi) と面会した。

彼らは、国連がどのようにリビア政治対話フォーラム (LPDP) における政治工程表の実施を支援できるかについて議論した。同フォーラムは、11 月チュニスで合意され、代議院において公式の信任投票を行うことが盛り込まれている。

クビシュは、国連事務総長アントニオ・グテーレスから特使の指名を 1 月に受けて以来、リビアを初めてリビアを訪問している。彼の前任務は、レバノンへの機関特使を担当したスロバキア外交官である。

LPDF 使節団は今月ジュネーブで面会し、12 月の国民選挙という「聖なる目標」に向かって国家を導くことに取り組む、暫定行政機構を選出した。臨時の大統領評議会および首相の選出は、ばらばらとなった国家を再統一し、長引く戦争に終止符を打つことを目指す、政治的プロセス上の節目として歓迎された。

また、クビシュは GNA の防衛相やその他防衛省高官とも面会した。そして、国家の安全状況や停戦協定の実施について議論を行った。

そして、選挙管理委員会会長との会談中、クビシュは、国連には民主的プロセスを確実に成功させるために必要なあらゆる技術的支援を提供する準備がある、と話した。

今週クビシュが行った議論によって、停戦監視を展開し、傭兵や外国軍がリビアを離れることを促す取り組みにおいて、どのような進展が起こるかを目にするのは、もう少し先のことである。

外国人戦士が出国したかどうかについてはまだ何の連絡も受けていないが、「現地の当事者と議論が行われているということは、なかなかのことです」、と国連報道官ファーハン・ハック (Farhan Haq) は話した。

「クビシュ特使は、停戦監視を展開するにあたっての疑問に関し、現地の様々な関係者とこれまで取り組み続けてきたのと同様、今後も関連する自身の任務に引き続き取り組んでくれることでしょう」、と彼は加えた。

「私たちは、展開を進める準備はまだできていませんが、しかし、様々な関係者や合同軍事 ( 委員会 ) で取り上げられていることは、なかなかのことです。」

監視が実現するよう準備を重ね、彼らが確実に業務を行えるようにするため、リビアのあらゆる関係者とともに取り組み続けている、と彼は話した。

「私たちは、合同軍事委員会と先週面会し、今後の予定を含め、停戦協定遂行に関する次の段階について検討しました」、とハックは話した。「そして、ご存知のように、今週クビシュ特使は、現地の様々な関係者と問題に関する追跡調査を行っているところです。

「ということで、私たちは、停戦言語と停戦協定の具体化に取り組んでいるところで、展開の予定についてお見せすることができます。」