
チュニス:リビアからイタリアへ行くために、地中海を横断しようとして、乗船していた難民のうち少なくとも57人が溺死し、33人が救出された、と人道主義に基づく組織、チュニジア赤新月社が5月18日に述べた。
ここ数週間で天候が改善したので、チュニジアやリビアからヨーロッパへの船での渡航回数が増える中、チュニジアの海岸沖で溺死事故が発生した。
「リビアからヨーロッパへ向けて出発した約90人の難民を乗せた船で、ベンガル人33人が救出され、(そして)その他の57人が溺死しました」と、赤新月社職員のモンギ・スリム氏がロイター通信に語った。
治安当局筋は乗船していた移民たちのうちの57人が溺死し、33人が救出されたと正式発表した。
ここ数週間のうちに、チュニジア海岸沖での同様の事故で、60人以上の難民が死亡していた。
国連の難民機関、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、23,500人に満たない人々が今年ヨーロッパに行こうとして、首尾よく地中海を渡り切っており、ヨーロッパに新たに到着する者たちは、大抵チュニジアやアルジェリアからイタリアやスペインに上陸していると述べた。
同事務所は今年、633人が船での移動中に死亡するか、行方不明になったと推定している。
ロイター通信