Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • instagram
  • Home
  • イスラエル首相、バイデン大統領にイラン核合意再建を断念させようと画策

イスラエル首相、バイデン大統領にイラン核合意再建を断念させようと画策

イスラエルのナフタリ・ベネット首相(右)が、2021年8月25日にバージニア州アーリントンのペンタゴンで行われた栄誉礼の際、ロイド・オースティン米国防長官と挨拶している様子。(写真/AFP)
イスラエルのナフタリ・ベネット首相(右)が、2021年8月25日にバージニア州アーリントンのペンタゴンで行われた栄誉礼の際、ロイド・オースティン米国防長官と挨拶している様子。(写真/AFP)
Short Url:
27 Aug 2021 09:08:14 GMT9
27 Aug 2021 09:08:14 GMT9
  • ベネット首相は、イランがすでにウラン濃縮を進めているとして、イラン核合意再建に反対する姿勢を明らかにした。
  • イランの新大統領にイブラヒム・ライシ氏が就任してから数週間後、ベネット首相がワシントンを訪問する。

ワシントン:イスラエルのナフタリ・ベネット首相は、金曜日にホワイトハウスで行われるジョー・バイデン大統領との首脳会談で、イラン核合意再建を断念させることを目指している。

当初、木曜日に予定されていた会談は、バイデン大統領が、少なくとも13人の米軍兵士が死亡したカブール空港での自爆攻撃への対応に追われたため、1日延期された。

ベネット首相は「イスラエル国民を代表し、カブールで米国人の命が失われたことに対し、深い悲しみを表します」とソーシャルメディアに投稿した声明で述べた。

「米国が常に我々と共にあるように、この困難な時にも我々の思いは米国と共にあります。イスラエルの思いと祈りは、米国の人々と共にあります。」

ワシントンに到着する前に、ベネット首相はイラン核合意再建に反対することを明らかにしていた。イランはすでにウラン濃縮を進めており、制裁緩和によってイランにさらなる資源を与え、地域におけるイスラエルが敵対する相手を支援することになると主張した。

ベネット首相は水曜日、アントニー・ブリンケン米国国務長官およびロイド・オースティン米国国防長官と個別に会談し、イランやその他の問題について協議した。今回の訪問は、首相就任後初の米国訪問となる。

ベネット首相は渡米前に自身の閣僚らに対し、首脳会談の中で、米大統領に対し、「今こそイランを止める時であり、イラン核合意再建を止めるべきだ」ということを伝え、「すでに期限が切れており、かつて関係があったと思っていた国にとっても関係のない核合意」を再建しないよう求めると述べた。

バイデン大統領は、バラク・オバマ政権が培ってきたものの、ドナルド・トランプ政権が2018年に離脱した2015年の画期的な核合意を再建させる道を模索したいとの考えを明らかにしている。しかし、米国とイランとの断続的な協議が停滞し、地域の対立が激化する中で、米政府はイランに対する強力な制裁を継続している。

トランプ前大統領がイラン核合意からの離脱を決定したことで、イランは核濃縮に対し課せられた合意のあらゆる制限を放棄した。核合意ではウラン最大濃縮度3.67%だったが、現在、イランは少量のウランを兵器級まであと一歩となる63%まで濃縮を進めている。また、イランは、核合意で認められているよりもはるかに高性能な遠心分離機を、より多く稼働させている。イランは核開発が平和目的のためであると主張しているが、核不拡散の専門家は懸念している。

イランの新大統領にイブラヒム・ライシ氏が就任してから数週間後、ベネット首相がワシントンを訪問する。

セイエド・アリー・ハメネイ最高指導者との関係が深い保守派のライシ氏(60歳)は、米国との対話を示唆してる。しかし、一方でバイデン政権がイラン核合意で新たに取り上げることを検討している、イランのミサイル開発や地域の民兵への支援を制限するための交渉を拒否するなど、強硬な姿勢を示してる。

政府高官は、イランの潜在的な「ブレイクアウトタイム」(核兵器1個分の核分裂性物質を蓄積するのに必要な期間)は、現在では数カ月以内にまで短縮されていると認めている。

しかし、予定されている会談の下見のために匿名を条件に語ったある政府高官によると、政権は、トランプ政権が行ったイランに対し最大限の圧力をかける政策によって、イランはさらに核開発を推進させたと見ていると述べた。

ベネット首相は、前任者である ベンヤミン・ネタニヤフ氏の時代から新たなスタートを切ろうと模索している。

ネタニヤフ前首相は、オバマ元大統領と頻繁に衝突した後、トランプ前大統領と親密な関係を築いた。ゴルダ・メイア元首相以来、イスラエルのすべての首相と会談してきたバイデン大統領は、長年にわたってネタニヤフ首相との間に独自の緊張関係を築いていた。

バイデン大統領は2019年の大統領選挙の際、ネタニヤフ首相を「逆効果」であり「極右」のリーダーと呼んだ。

AP

特に人気
オススメ

return to top